BMW X4 に改良新型、SUVクーペがスポーツ性を強化…欧州発表

前後バンパーが新デザインに

「Mスポーツパッケージ」が選択可能

10.25インチディスプレイが標準の「BMWライブコックピットプラス」

高性能グレードの「M40i」と「M40d」

BMW X4 改良新型の「M40i」
BMW X4 改良新型の「M40i」全 22 枚

BMWは6月9日、改良新型『X4』を欧州で発表した。現行X4は2世代目モデルで2018年春、ニューヨークモーターショー2018で初公開された。デビューから約3年を経て、初の本格改良を受けた改良新型が登場している。

前後バンパーが新デザインに

X4は『X3』をベースにしたSUVクーペだ。改良新型X4には、同時に発表された改良新型X3と同様、新しいフロントマスクを採用する。フロントバンパーは新デザインで、左右と中央のエアダクトが新形状となり、スポーツ性が強化されている。

改良新型X3にオプションのマトリックス機能を備えた「アダプティブLEDヘッドライト」は、改良新型X4には標準装備されている。光量が多く照射距離の長い「BMWレーザーライト」は、オプションで選択できる。

リアには、フラットなフルLEDテールライトを採用した。改良新型のリアは、ワイド感を強調し、立体的なデザインとなっているのが特長だ。新しいリアバンパーは、ボディ同色部分の面積が拡大し、バンパーの下部にリフレクターが配置された。テールパイプトリムは大型化。新しいメタリック仕上げのピエモンテレッドが、X4専用色として設定されている。BMW X4 改良新型の「M40i」BMW X4 改良新型の「M40i」

「Mスポーツパッケージ」が選択可能

「Mスポーツパッケージ」では、メッシュパターンのキドニーグリルが装着される。キドニーグリルのフレームと内部は、ハイグロスブラックで塗装することも可能だ。リアバンパーには、ワイド感を演出するオフセットインサートが付く。サイドエアカーテンパネルなどは、ハイグロスブラックで仕上げられる。

Mスポーツパッケージは、245/50R19サイズのタイヤを履く。19インチアルミホイール「Y Spoke 887M」は、ミッドナイトグレーのツートンカラーだ。 20インチと 21インチのアルミホイールと、 「Mスポーツブレーキ」がオプションで用意されている。BMW X4 改良新型の「M40i」BMW X4 改良新型の「M40i」

10.25インチディスプレイが標準の「BMWライブコックピットプラス」

改良新型には、「BMWライブコックピットプラス」を標準装備した。「BMWオペレーティングシステム7 」をベースにしたインテリジェントなネットワーキングにより、ドライバーと車両の連携を強化し、各種デジタルサービスを提供する。

BMWライブコックピットプラスは、10.25インチのサイズのコントロールディスプレイとタッチコントローラーを備えた 「iDrive」オペレーティングシステム、5.1インチのカラーディスプレイを備えたメーターパネルで構成される。BMWライブコックピットプラスには、オプションで「BMWヘッドアップディスプレイ」を追加できる。

さらなるオプションとして、「BMWライブコックピットプロフェッショナル」を選ぶと、フルデジタルコックピットになる。ステアリングホイールの向こうの高解像度メータークラスターとコントロールディスプレイは、12.3 インチの大型サイズとした。

高性能グレードの「M40i」と「M40d」

ガソリンエンジン搭載の高性能グレードの「M40i」と、ディーゼルエンジン搭載の高性能グレードの「M40d」では、Mモデルらしい、さらなるスポーツ性が強調される。M40iは最大出力360hp、M40dは最大出力340hpだ。クロームフレーム仕上げのキドニーグリル、ハイグロスブラック仕上げでMロゴ入りのダブルキドニーバー、エアロダイナミクスを最適化したハイグロスブラックの Mエクステリアミラーを装備した。リアバンパーには、ハイグロスブラック仕上げのエアカーテントリムが付く。

すべてのグレードに、それぞれのエンジン特性に合わせて特別に調整された 8速AT「ステップトロニック」を組み合わせる。オプションでパドルシフトとローンチ コントロールを標準装備した「8速ステップトロニックスポーツ」トランスミッションが選択できる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る