BMWやVW、量子コンピューターを産業利用へ…コンソーシアム設立

BMWグループやVWグループなどドイツ10社が量子コンピューターの産業利用を目的として設立したコンソーシアム「QUTAC」のロゴ
BMWグループやVWグループなどドイツ10社が量子コンピューターの産業利用を目的として設立したコンソーシアム「QUTAC」のロゴ全 1 枚

BMWグループ(BMW Group)は6月10日、量子コンピューターの産業利用を目的として、フォルクスワーゲングループなどドイツの合計10社がコンソーシアムを設立した、と発表した。

量子コンピューターは、次世代の高速コンピューターだ。従来のスーパーコンピューターよりも非常に速く、非常に複雑なタスクを解決することができる。

この量子コンピューターの産業利用を目的として、BMWグループやフォルクスワーゲングループなど、ドイツの合計10社がコンソーシアムを設立した。コンソーシアムの名称は、「QuantumTechnology and Application Consortium(QUTAC)」。BMWグループ、フォルクスワーゲングループ、ボッシュ、BASF、シーメンスなど、ドイツ企業10社が参加している。

10社のうち、フォルクスワーゲングループは、グーグルと提携し、量子コンピューターの研究開発に取り組んでいる。すでに量子コンピューターを活用して、交通の流れを最適化する世界初の試験プロジェクトを、ポルトガル・リスボン市内で実施した。

BMWグループ取締役会のオリバー・ツィプセ会長は、「量子コンピューターは、最も有望な将来のテクノロジーのひとつ。素材の研究から自動運転まで、幅広い分野に革命を起こすことができる。QUTACによって、量子コンピューターの大きな可能性を、最大限に活用できるようにしていく」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る