福岡市営地下鉄・七隈線延伸区間の駅名が決まる…新型車両「3000A系」も投入 2022年度開業

七隈線延伸を機に登場する3000A系の外観イメージ。Aは前進を意味する
七隈線延伸を機に登場する3000A系の外観イメージ。Aは前進を意味する全 7 枚

福岡市交通局は7月1日、2022年度の開業を目指して建設が進められている七隈線延伸区間(天神南~博多間約1.6km)に設ける駅の名称を発表した。

七隈線は、2005年2月に橋本~天神南間12.0kmが開業。延伸区間については2012年6月に営業上の手続きである鉄道事業許可を、2013年4月には土木構造物に関する工事施工認可を受け、同年12月に着工。2014年1月には残る電気施設の施行認可を受けていた。

当初は2020年度の開業を目指していたが、2014年10月と2016年11月に道路陥没事故が発生した影響で、2017年12月には開業を2022年度に先送りすることが決定されていた。

延伸区間には途中1駅が設けられることになっていたが、その名称を「櫛田神社前(くしだじんじゃまえ)」(福岡市博多区)に決定。空港線と連絡する終点は、空港線と同じ「博多」とされた。

3000A系の車内イメージ。吊り手や手すり、座席は感染症対策が強化され、抗菌・抗ウイルス素材を使用。乗客の手が触れる箇所には抗菌・抗ウイルス剤によるコーティング処理も施される。先頭車については座席を5人掛けとして出入口スペースを拡大する。3000A系の車内イメージ。吊り手や手すり、座席は感染症対策が強化され、抗菌・抗ウイルス素材を使用。乗客の手が触れる箇所には抗菌・抗ウイルス剤によるコーティング処理も施される。先頭車については座席を5人掛けとして出入口スペースを拡大する。

一方、延伸を機に投入される新型車両の概要も発表。「3000A系」と呼ばれる4両編成4本が投入されることになった。同車は9月下旬から10月上旬にかけて2本が橋本車両基地(福岡市西区)に搬入されることになっており、2021年度冬頃に運用を開始する予定。残る2本は2022年度に搬入され運用に入る予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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