ボルボカーズ(Volvo Cars)は6月30日、2022年に初公開予定の新型車に、「コア・コンピューティング・システム」を初めて搭載すると発表した。
コア・コンピューティング・システムは、3つのメイン・コンピュータで構成されている。これらは、ビジョン処理と人工知能(AI)、一般的なコンピューティング、インフォテインメントをそれぞれ実行する際に、互いにサポートし合うという。
ボルボカーズは、コア・コンピューティングへの移行により、ハードウェアをソフトウェアから徐々に分離していく。これは、ハードウェアの入れ替えをより頻繁に実行できることを意味し、ボルボの新型車に、より最新のハードウェアを搭載できるようになる。
ボルボカーズは、自社開発とコア・コンピューティングへの移行を、主要なテクノロジー企業と協力して進めている。その中には、コアシステムの開発に協力しているNVIDIA(エヌビディア)や、インフォテインメントシステムの共同開発パートナーのGoogle(グーグル)などが含まれている。
ボルボカーズの「コア・コンピューティング・システム」のイメージボルボカーズは、それぞれのテクノロジーリーダーとのコラボレーションを成功させ、顧客に最高のユーザーエクスペリエンスを提供することを目指す、としている。