ボルボカーズ、EVの開発に集中…内燃エンジン部門を新合弁会社に集約へ

ボルボ XC40 リチャージ
ボルボ XC40 リチャージ全 2 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は7月8日、親会社の浙江吉利控股集団(ジーリーホールディング)と、パワートレインの新合弁会社「Aurobay」を設立することで合意した、と発表した。

新たな合弁会社は、次世代の内燃エンジン、トランスミッション、ハイブリッドシステムを含むパワートレインソリューションのグローバルサプライヤーになることを目指す。

Aurobayは設立当初、ボルボカーズとジーリーホールディングが共同所有する。その後、ボルボカーズは、スウェーデンのエンジン工場をはじめ、子会社の「Powertrain Engineering Sweden」のすべての資産を、Aurobayに譲渡する予定だ。

独立した合弁会社の設立と資産の譲渡により、ボルボカーズは今後、新型プレミアムEVの開発に集中することができるという。同社は2025年までに、全世界の新車販売台数の50%をフルEVとし、2030年までに全世界の新車販売台数の100%をフルEVにすることを目指している。

なお、新たな合弁会社のAurobayは、ジーリーホールディング以外の自動車メーカーにもパワートレインを供給する方針。高品質、低排出、コスト効率の高いパワートレインソリューションの供給におけるリーダーとなることを目指す、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  5. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る