VW ゴルフ 新型の米国仕様、「GTI」と「R」のみに…シカゴモーターショー2021で発表へ

新型ゴルフGTIの最上位は「アウトバーン」グレード

241hpターボ+FFのゴルフGTI新型

315hpターボ+4WDのゴルフR新型

フォルクスワーゲン・ゴルフ R 新型と ゴルフ GTI 新型
フォルクスワーゲン・ゴルフ R 新型と ゴルフ GTI 新型全 28 枚

フォルクスワーゲンは7月14日、米国で7月15日(日本時間同日23時)に開幕するシカゴモーターショー2021において、新型『ゴルフ』(Volkswagen Golf)の米国仕様車を初公開すると発表した。

写真:VW ゴルフ R 新型と ゴルフ GTI 新型

新型ゴルフGTIの最上位は「アウトバーン」グレード

ゴルフは1974年12月、米国市場で発売された。以来、約250万台のゴルフファミリーモデルが、米国市場で販売されてきた。このゴルフの米国市場向けモデルが1月、メキシコ・プエブラ工場での生産を終了している。

2022年モデルとして米国市場に導入される予定の新型ゴルフは、米国では『ゴルフGTI』と『ゴルフR』の高性能モデルのみになる。

米国仕様の新型ゴルフGTIには、「S」、「SE」、最上位の「アウトバーン」の3グレードを設定する。一方、米国向けの新型ゴルフRは、1グレードのみを用意している。

241hpターボ+FFのゴルフGTI新型

新型ゴルフGTIには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。米国仕様の場合、最大出力は241hp、最大トルクは37.7kgmを獲得する。従来型に対して、最大出力は13hp引き上げられた。

米国仕様のトランスミッションは、6速MTと7速デュアルクラッチの「DSG」が選択できる。駆動方式はFFで、電子ディファレンシャルロックの「XDS」が装備された。最高速は250km/h(リミッター作動)となる。

新しいドライビングダイナミクスシステムとして、「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を採用した。これは、XDS機能と、調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御するものだ。これにより、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化されているという。

「DCC」と呼ばれるアダプティブシャシーコントロールも、FF車のパフォーマンスにおける新しいベンチマークの実現を支援するシステムだ。DCCは、ステアリング、ブレーキ、アクセル操作といったさまざまな要素を考慮しながら、路面と走行状況に対して断続的に反応する。ドライバーは、走行モードを選択することで、車両の挙動を希望通りに調整することができる、と自負する。各ホイールにおける必要な減衰力は瞬時に計算され、4本のショックアブソーバーを調整する。その結果、DCCは常に高いレベルの快適性を提供し、ビークル・ダイナミクス・マネージャーと連携することで、理想的な動力性能を発揮するという。フォルクスワーゲン・ゴルフ R 新型フォルクスワーゲン・ゴルフ R 新型

315hpターボ+4WDのゴルフR新型

新型ゴルフRには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを専用チューンして搭載する。シリンダーヘッドにターボチャージャーへの水冷排気ガスルートが組み込まれたほか、デュアルカムシャフト調整機能付きの可変バルブタイミングなど、新しいテクノロジーを採用した。この結果、米国仕様の場合、最大出力は315hpと、従来型よりも27hp強化された。

米国仕様のトランスミッションは、6速MTと7速デュアルクラッチのDSG。最大トルクは7速DSGが40.8kgm、6速MTが38.7kgmを獲得する。最高速は250km/hでリミッターが作動する。

新型ゴルフRには、「Rパフォーマンス・トルク・ベクタリング」を備えた最新の「4MOTION」を採用する。最新の4MOTIONシステムは、エンジンの出力を4つの駆動輪に配分する新しいコントロール機能を持つ。新型では、エンジンの駆動力を、フロントアクスルとリアアクスルの間だけでなく、後輪の左右の間でも可変配分できるようになった。これにより、とくにコーナリング時の敏捷性を大幅に向上させているという。

2つのマルチプレートクラッチを備えたリアディファレンシャルを採用しており、リアトルクの最大100%を左右の後輪に分配することができる。このシステムは、速度やパワー、ヨーなどに基づいて、車輪間で動力を配分する。コーナーでは、システムは数ミリ秒でカーブの外側のホイールにより多くのパワーを振り向けることができるという。

新開発の4WDシステムは、「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を介して、電子ディファレンシャルロックの「XDS」や、アダプティブシャシーコントロールの「DCC」などと、初めて緊密に連携するようになった、としている。

《森脇稔》

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