【F1 イギリスGP】ハミルトンが公式予選6戦ぶりのトップタイム…フェルスタッペン2位

F1イギリスGP
F1イギリスGP全 9 枚

イギリス・シルバーストンサーキットで16日、F1第10戦イギリスGPが開幕。初日に行われた公式予選でルイス・ハミルトン(メルセデス)が6戦ぶりにトップタイムをマークし、翌日に行われる17周の予選レースをポールポジションからスタートする。

イギリスGPはコロナウイルス感染症拡大による制限撤廃により、14万枚のチケットが販売され、初日から多くのファンがサーキットに詰めかけた。今大会はF1初の試みとして、土曜日に約100km(17周)の予選レースを行い、その順位により日曜日の決勝レースのスターティンググリッドを決める。そのため、通常は土曜日に行われる公式予選が金曜日に行われ、その結果により予選レースのスターティンググリッドを決める形式となる。

公式予選のフォーマットは通常通りで、Q1で16位から20位までのグリッドが決定し、Q2で11位から15位のグリッドが決定。そして最終Q3で上位10台がポールポジションを掛けてタイムアタックを行う。しかし決勝レースのスタートタイヤに関する制限は今回撤廃され、Q1からQ3まで全車ソフトタイヤでのタイムアタックとなる。

Q1ではここまで3連勝しているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムをマーク。しかし母国GPのルイス・ハミルトン(メルセデス)が2番手に食い込んできた。Q2も序盤はフェルスタッペンがトップをキープしていたが、最後のラップでハミルトンが逆転。もうひとりのイギリス人、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)もQ3進出を果たしたこともあり、会場は大歓声に包まれた。

F1イギリスGPF1イギリスGP

そして迎えたQ3。最初のアタックでハミルトンが1分26秒134を記録してトップに浮上。フェルスタッペンは1分26秒306と僅かに及ばず2番手だった。セッション終了間際のアタックでフェルスタッペンは自身のタイムを更新したが0.075秒及ばず、ハミルトンが予選レースのポールポジションを獲得した。

フェルスタッペンは惜しくも2番手。以下バルテリ・ボッタス(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)ランド・ノリス(マクラーレン)と続いた。

F1イギリスGPF1イギリスGP

アルファタウリ・ホンダ勢は今回不調で、ピエール・ガスリーが12番手、角田裕毅が16番手で予選を終えた。

17日は60分間のフリー走行2回目ののち、17周の予選レース(17周)が行われ決勝レースのグリッドを決める。注目の決勝レース(52周)は日本時間18日23時にスタートする。

F1イギリスGPF1イギリスGP

■イギリスGP 公式予選結果
1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分26秒134
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分26秒209
3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分26秒328
4. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分26秒828
5. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)/1分26秒844
6. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分26秒897
7. ダニエル・リカルド(マクラーレン)/1分26秒899
8. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分26秒971
9. カルロス・サインツ(フェラーリ)/1分27秒007
10. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)/1分27秒103

以下Q2
11. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/1分27秒245
12. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/1分27秒273
13. エステバン・オコン(アルピーヌ)/1分27秒340
14. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分27秒617
15. ランス・ストロール(アストンマーチン)/1分27秒665

F1イギリスGPF1イギリスGP

以下Q3
16. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)/1分28秒043
17. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/1分28秒062
18. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分28秒254
19. ミック・シューマッハ(ハース)/1分28秒738
20. ニキータ・マゼピン(ハース)/1分29秒051

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  4. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  7. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  8. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  9. 中国製部品の急成長で2025年以降日本製の車載半導体は使われなくなる…名古屋大学 山本真義 教授[インタビュー]
  10. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る