国土交通省は7月20日、大規模な屋内・地下空間での移動を迷うことなく安全、円滑に誘導するナビサービスを無料で体験してもらう事業を実施すると発表した。
国土交通省では、ストレスなく円滑に移動・活動できる社会の実現に向け、GPSが届かず、現在地測定が困難な屋内・地下空間でもナビゲーションサービスなどの位置情報サービスが利用可能な環境づくりに向け、産学官連携の取り組みを進めてきた。
今回、屋内位置情報サービスの普及を目的に、公募で選定された屋内ナビサービスを多くの人に無料で体験してもらい、サービス利用者に対して簡単なアンケートを実施してサービスへのニーズや評価を把握する。
提供するナビサービスは大規模で構造が複雑なため、迷いやすいターミナル駅や空港、複数の大規模商業施設が地下歩道でつながる地域などを対象エリアとする。また、ナビサービスの機能もバリアフリールート検索、多言語対応、店舗やトイレ情報検索、音声対応、AR対応など目的に応じて安全で最適なルート案内機能を搭載する。
無料ナビサービス事業のポスター期間は7月21日から9月30日まで。サービスを提供するのはジョルダンや川崎重工業、テレコムスクエアなど、6者。