所要時間は初代『はつかり』並の12時間…国鉄特急色のE653系が上野-青森間を走破 9月11・12日

国鉄特急色のE653系。特急型電車が久しぶりに上野~青森間全線を走破する。車内では車内放送体験やヘッドマークとの記念撮影といったイベントも用意されている。
国鉄特急色のE653系。特急型電車が久しぶりに上野~青森間全線を走破する。車内では車内放送体験やヘッドマークとの記念撮影といったイベントも用意されている。全 3 枚

JR東日本仙台支社とびゅうトラベルサービスは7月21日、「東北本線130周年号」を9月11・12日に運行すると発表した。

1891年に私鉄の日本鉄道が、現在の東北本線・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道上野~青森間を全通させてから今年で130周年を迎えることを記念して運行されるもので、国鉄特急色のE653系7両編成が、1982年11月改正まで上野と青森を結んでいた特急『はつかり』を彷彿させる、上野~青森間全線を走破する。

時刻は、9月11日運行の下りが上野8時2分発~青森20時15分着(途中、大宮・宇都宮・黒磯・郡山・岩沼・仙台・一ノ関・盛岡・八戸・野辺地の各駅に停車)、9月12日運行の上りが青森8時20分発~上野20時30分着(途中、八戸・盛岡・一ノ関・仙台・福島・郡山・矢吹・宇都宮・大宮の各駅に停車)。

全区間の所要時間は上下とも約12時間で、これは1958年10月に客車特急として運行を開始した初代『はつかり』に匹敵する。

旅行商品として運行され、往復乗車プランのほか、上野~仙台間や青森~仙台間に乗車するプランなども用意されている。

申込みは、びゅうトラベルサービスのウェブサイト「日本の旅・鉄道の旅」で受け付けており、青森発と仙台発は大人の休日予約センター東北や東北地方の各びゅうプラザ、駅たびコンシェルジュでも受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. YURTの『シエンタ』用車中泊キットが大幅アップデート、生産体制見直しで8万円値下げも実現
  2. スズキ『エブリイ』ワゴンに試乗、商用車とどう違うのか…5月4日の過去記事
  3. 【スズキ ワゴンRスマイル 改良新型】誰が見ても可愛いといわれるように…開発責任者がそういう理由とは
  4. 初心者でもここまでできる! プロショップが提案するコスパ重視の音質アップ術[音を良くするコツをプロが指南]
  5. 自動車整備業、2024年度は445件が「消滅」 整備士不足、部品高騰が圧迫
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る