メルセデスマイバッハ、ブランド初のEV設定へ…電動SUVに

メルセデスマイバッハGLS専用のフロントマスク

後席の乗員を重視したメルセデスマイバッハGLSのインテリア

GLS相当のEV『EQS SUV』のメルセデスマイバッハ版に

メルセデスマイバッハ初のEVのティザーイメージ
メルセデスマイバッハ初のEVのティザーイメージ全 15 枚

メルセデスベンツは7月24日、高級車ブランドのメルセデスマイバッハ(Mercedes-Maybach)に近い将来、初のEVを設定すると発表した。

メルセデスマイバッハは現在、新型『Sクラス』がベースの新型メルセデスマイバッハ『Sクラス』と、ブランド初のSUVとして、新型『GLS』がベースのメルセデスマイバッハ『GLS』の2車種を用意している。メルセデスマイバッハGLSと競合するのは、ロールスロイス『カリナン』やベントレー『ベンテイガ』など、ウルトララグジュアリーSUVだ。

メルセデスマイバッハGLS専用のフロントマスク

メルセデスマイバッハGLSのフロントマスクは、新型GLSとは異なり、押し出し感が強調された専用デザイン。大型フロントグリルには、垂直のクロームストラットが配された。サイドウィンドウ周りやサイドシルパネルには、効果的にクロームがあしらわれる。アルミホイールは専用デザインの22インチまたは23インチ。23インチバージョンはフロントグリル同様、「ピンストライプ」テーマを反映している。

小さな十字リブを備えたテールパイプは、メルセデスマイバッハのアイデンティティを強調するものだ。Dピラーなどには、メルセデスマイバッハのブランドエンブレムが装着される。専用のツートン塗装は、8種類の異なるエレガントな色の組み合わせが可能だ。

ボディサイズは全長5205mm、全幅2030mm、ホイールベース3135mmだ。新型GLS(全長5207mm、全幅1956mm、ホイールベース3135mm)に対して、全幅は74mmワイド化された。3135mmのホイールベースは同数値だ。

後席の乗員を重視したメルセデスマイバッハGLSのインテリア

メルセデスマイバッハGLSのインテリアには、吟味された素材を使用し、静粛性や広さを追求した。後席の乗員を重視して、電動リクライニングリアシートを採用する。シートやダッシュボードは、上質なナッパレザーで仕上げられた。オプションで、さまざまなレザーが選択できる。ローラーブラインドを備えた電動パノラマサンルーフが標準装備された。マッサージシートも標準装備する。

オプションの大型センターコンソールを選ぶと、後席は独立2名がけとなる。この大型センターコンソールには、折りたたみ式テーブル、シャンパンボトル用のスペース付き冷蔵庫が装備される。シルバーシャンパンフルートも、純正アクセサリーで選択できる。

ドアを開くと、車高がわずかに下がり、照明付きのランニングボードが静かに、かつ速く(約1秒で)出現し、乗降性を向上させる。このランニングボードは、陽極酸化アルミニウム製としている。

GLS相当のEV『EQS SUV』のメルセデスマイバッハ版に

メルセデスマイバッハ初のEVは、メルセデスベンツ『GLS』に相当するEVとして、開発が進められている『EQS SUV』のメルセデスマイバッハ版になる。ウルトララグジュアリーな電動SUVとして登場する予定だ。

メルセデスベンツの新世代EVは、「メルセデスEQ」ブランドから発売されている。メルセデスEQブランドの最初の市販車として登場したEVが、SUVの『EQC』。市販第2弾は、ミニバンの『Vクラス』ベースの『EQV』、第3弾は小型SUVの『EQA』、第4弾は新型Sクラスに相当する大型EVサルーンの『EQS』だ。EQSに続く形で、『Eクラス』に相当するEVの『EQE』、『GLE』に相当するEVの『EQE SUV』、そして、GLSに相当するEVのEQS SUVを開発している。

メルセデスベンツは、メルセデスマイバッハ初のEVのティザーイメージを公開した。メルセデスマイバッハらしいツートンボディカラーは、下側がレッド、上側がブラックで、後部ピラーにメルセデスマイバッハのエンブレムが配されているのが見て取れる。

《森脇稔》

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