ZFの次世代車載スーパーコンピューター、演算能力6割向上…IAAモビリティ2021に展示予定

ZFの次世代の車載スーパーコンピューター、ZF 「ProAI」
ZFの次世代の車載スーパーコンピューター、ZF 「ProAI」全 1 枚

ZFは7月28日、ドイツで9月に開催される「IAAモビリティ2021」に次世代の車載スーパーコンピューター、ZF 「ProAI」を出展すると発表した。

未来の車両は、パワフルな少数のセントラルコンピューターによってインテリジェント化されるという。これらのコンピューターは、車両の重要な領域を制御する計算集約的ソフトウェア機能を実行する。高性能なコンピューターとインテリジェントなソフトウェアが、未来の「ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)」を実現するという。

ProAIは、SDVとその新しいE/E(電気/電子)アーキテクチャの要件に沿うよう設計されたAI対応の高性能コンピューターだ。どのような車種にも適合し、自動運転のあらゆるレベル(レベル2から5まで)に対応する。

ZFのProAIは、世界で最もパワフルな車載スーパーコンピューター、と自負する。より小型で経済的でありながら、パワフルなZF ProAIには、数多くのアップグレードが施されている。演算パフォーマンス(teraOPS)が最大66%向上しているだけでなく、電力消費が最大70%削減されているという。

そのAI機能はディープラーニングプロセスに最適化されているため、さらに能力を高め、高度な安全機能を実現することが可能という。たとえば、レーダー、LiDAR、カメラ、オーディオパターンから得られる環境計測データを、GPUを用いて全方位で融合できる。また、設置スペースの節約も可能にしている。

ZF ProAIはモジュラー形式で、さまざまなメーカーのシステムオンチップ(SoC)に搭載できる。また、ZF独自のソフトウェアのほか、他のデベロッパーやサードパーティサプライヤーのソフトウェアも動作させることが可能。標準化されたコネクタと、複数のZF ProAIユニットをリンクさせるオプションにより、どのような車種にも設置・作動できるという。

ZFのProAIは、 1秒当たり1000兆回の演算処理が可能だ。現在自動車メーカーでは、1種類の制御ユニットですべての車両プラットフォーム、ソフトウェアアプリケーション、およびE/Eアーキテクチャに対応できるカスタムソリューションの開発が進んでおり、ProAIは効率性の向上とコスト削減が期待できるという。なお、ZF ProAIは、2024年から量産を開始する予定、としている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ『ミッションS』世界初公開、911を超える新型スーパースポーツに
  2. フィアット『グランデパンダ』日本発売、価格は369万円から…初代の機能美を継承
  3. ヤマハ『XSR900』2027年モデルは「ピンク」! 90年代の名車「YZF750R」にインスパイア
  4. 「何度見てもかっこいい」アルファロメオの観音開きクーペ『クオーレロッソ』にSNSで反響!
  5. 「EVは気になる。でも不安…」その声にヒョンデが出した「4つの答え」とは? 残価保証40%に返品保証も…『インスター』に乗って聞いて見えた新しいEVの選び方PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. ボッシュ、大型商用車事業の売上倍増へ…IAA TRANSPORTATION 2026
  3. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る