名古屋市交通局が「100年祭」…市営交通の過去と未来を紡ぐ 2021-2023年度

名古屋市電の前身である名古屋電気鉄道の本社と電車
名古屋市電の前身である名古屋電気鉄道の本社と電車全 6 枚

名古屋市交通局は8月2日、市営交通が2022年8月1日に100周年を迎えることから、「市営交通100年祭」を2021~2023年度に実施すると発表した。

名古屋市営交通の嚆矢は1922年8月、当時の名古屋市電気局が名古屋鉄道(名鉄)の前身でもある名古屋電気鉄道から市内線を買収したことによりスタートした名古屋市電で、1930年2月には市営バスの運行も開始。1943年5月から1951年1月にかけては架線から電気を取り込んで道路を走行する無軌条電車(いわゆるトロリーバス)を運行していたこともあった。

戦後の1957年11月には名古屋市営地下鉄の1号線として東山線名古屋~栄町(現・栄)間が開業。その後、地下鉄が延伸するなかで、市電は1974年3月までに全廃。2011年3月の桜通線野並~徳重間の開業により、現行の地下鉄網が形成された。

「市営交通100年祭」は、こうした歴史を振り返りながら未来も視野に入れ、名古屋の都市基盤を支えてきた市営交通の理解と愛着を深めることを目的に8月1日から行なわれており、「100年祭サイト」や100周年カウントダウンなどを発信する「100年祭Twitter」を開設。名古屋市交通局ではこれらを「100周年を出発点として、お客さまや地域とともに未来へ向かう契機とします」としている。

名古屋鉄道が運営していた時代はあまりに運賃が高額だったため、電車の焼き討ちというショッキングな事件も勃発。市民の不満が市営化に繋がったという。名古屋鉄道が運営していた時代はあまりに運賃が高額だったため、電車の焼き討ちというショッキングな事件も勃発。市民の不満が市営化に繋がったという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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