メルセデスベンツのフルサイズ電動SUV『EQS SUV』、年内発表へ…最新プロト車両を目撃

メルセデスベンツ EQS SUV プロトタイプ(スクープ写真)
メルセデスベンツ EQS SUV プロトタイプ(スクープ写真)全 14 枚
メルセデスベンツが、2021年内に発表を計画している新型電動クロスオーバーSUV、『EQS SUV』(仮称)最新プロトタイプをカメラが捉えた。EQS SUVはフラッグシップEVサルーン『EQS』のクロスオーバーSUV版であり、「EQ」ファミリーの頂点に立つフルサイズ電動モデルとなる。

EQS SUVは、EQSと同様にメルセデス初のEV専用プラットフォーム「EVA」(Electric Vehicle Architecture)を採用する。『EQC』など、同ブランドのこれまでのEVでは、もともと内燃モデル用に開発されたプラットフォームに基づくため、EVのパッケージングの利点を最大限発揮することができなかったが、EVAとすることでフルサイズモデルらしい最高クラスの居住空間を提供してくれる。


捉えた最新プロトタイプからは長いホイールベース、大きく傾斜したフロントガラスなどにより、滑らかで空力的なシルエットが見てとれる。フロントエンドには、EQならではのカバー付きグリルと、フロントバンパーの小さなエアインテークに密接するプロダクションLEDヘッドライトを装着。さらに後部にも最終コンポーネントと思われる、水平基調のLEDテールライトの一部が見られ、ストリップライトにつながるデザインとなりそうだ。

キャビン内では、EQSでデビューしたハイパースクリーンセットアップを採用。8個のCPU、24GBのRAM、最新のMBUXソフトウェア搭載することになるだろう。

市販型ではさまざまなバッテリーバリエーションが提供されると予想され、最大107.8kWhバッテリーではセダンの479マイル(766km)に迫る航続も期待できるという。

メルセデスベンツは、「市場の状況が許す限り」2020年の終わりまでにすべてのセグメントにフルエレクトリックモデルを設定する計画を立てており、2030年までにバッテリー式EVに473億ドル(約5兆円)以上を投入する。EQSとEQS SUVはその頂点に君臨することになる。

新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 日産、2025年の「NISMO Festival」中止…「例年通りの開催が難しいと判断」
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る