【柴犬ハルの気になるクルマ】VW Tクロスに新調したソフトクレートを載せてみた

VW Tクロス × ハル
VW Tクロス × ハル全 20 枚

我が家ではお盆の迎え火と送り火を焚く時はハルも一緒。同じ柴犬で、10歳の時に虹の橋を渡ったカレの先代も帰ってくるからだ。その先代が愛用していたお下がりの保冷剤を入れて使う水玉模様の冷たいマフラーを蝶結びで首に巻いて、ハルはこの夏も過ごしている。

折り畳めて持ち運びも楽なソフトクレート

そのハルが“寝床”に使っているクレートを少し前に新調した。というのも出入り口のジッパーをカジって壊したのをキッカケに、布地部分をかなりボロボロにしてしまったからだ(5年少々の寿命とは! やれやれ)。自宅近くのペットショップで購入したもので、商品名は「ソフ・クレート n2」といい、実は今まで使っていたモノと同一、同サイズで色だけ違う(赤→ベージュ)。

サイズ表記は“M”とあり、長手方向が66cm、幅が46cm、高さが53cmで、上面とネット状の前と横の2面がジッパーで開閉するようになっている。スチールパイプの骨組みがワンタッチで折り畳むことができる構造で、持ち運びも楽だし、未使用状態ならほかの荷物と一緒にラゲッジスペースに場所を取らずに積み込める点も便利だ。

後席は6:4分割で倒せる仕様

今回はハルがまた壊さないうちに(!)車内に置いたイメージの“絵撮り”だけ行ったが、もちろん実際の使用時は、クルマのラゲッジフックなどを利用し、クレート自体をシッカリと固定することが大前提だ。今回の試乗車、VW『Tクロス』は後席が6:4の分割可倒式になっていたので“6”のほうを倒し、その上にクレートを置いた状態を写真では示している。

少し斜めにはなるが、写真のようにサイド面がメッシュの“窓”になっているから、家人が横に座りドライブ中にカレの様子をチェックできるし、ジッパーで開ければカレの乗せる降ろしもここからできて便利だ。

ひと口にクレートといっても、市販品にはサイズがいろいろあり、動物病院の待合室に飼い主さんが手で持ってくるような、可搬性を重視したコンパクトサイズもある。ハルの場合は、寝床兼用で、また万一の災害時に避難場所で過ごすようなことになった場合のハルの居場所としても想定。少し余裕のあるサイズを選んでいる。

今回の撮影ではもうひとつ、VW純正アクセサリーとして用意される「ラゲージトレイ」も試してみた。ポリエチレン製でラゲッジフロアにピッタリのサイズ(後席のスライドはリヤモーストの状態)で、周囲がトレイ状に縁取りされているから、多少の水分ならこぼれないというもの。汚れもサッと拭き取れて便利だし、何といっても、カーペットのように落ちたペットの毛がまとわりつかないから、扱いが楽でいい。

理屈抜きで運転しやすいコンパクトSUV

試乗車のVW Tクロスは最小回転半径が5.1mと扱いやすく、とにかく理屈抜きで運転しやすい点が魅力だ。999ccの3気筒エンジンもメリハリのあるアクセルワークで走らせることで、快活かつスムースな性能が引き出せる。エアコンの吹き出し口は前席のみだが、冷風はしっかりと後席にも回っているようでまったく問題なし。

ハルの快適そうな表情から読み取れば、同乗インプレッションの評価は姉妹サイト「レスポンス」の試乗記流の表記なら★★★★★(星5つ)といったところ。コンパクトSUVらしく、実用車でありながら+αの遊び心のある内・外観デザインで、日常的に安心感と旅気分を味わわせてくれる。

島崎七生人|AJAJ会員/日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員/モータージャーナリスト
編集制作会社にて雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとなり現在に。メインはクルマだが、オーディオ(機器と音楽、カーオーディオも)、カメラ、バッグ、文房具、時計など、身のまわりの好きなコト、モノへのこだわりは強い。レスポンスでは試乗記のほか、所蔵の資料を発掘しながらの「懐かしのカーカタログ」を担当。本連載に登場のハルは愛犬だが、同じ柴犬だった先代の意思を受け継ぎ(!?)、2代目モータージャーナリスト犬に。

《島崎七生人》

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