BMWブランド初のピュアEVのSUV、『iX3』に改良新型…今秋欧州発売へ

改良新型X3に準じた新しいエクステリア

12.3インチのインストルメントクラスターを新採用

第5世代のBMW「eDrive」

モーターは最大出力286hp

1回の充電での航続は最大460km

BMW iX3 改良新型
BMW iX3 改良新型全 20 枚

BMWグループ(BMW Group)はブランド初のピュアEVのSUV 、BMW『iX3』の改良新型を今秋、欧州市場で発売する。8月11日、BMWグループが発表した。

写真:BMW iX3 改良新型

改良新型X3に準じた新しいエクステリア

iX3は、BMWブランド初のEVのスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)だ。改良新型iX3では、内燃エンジン搭載版の『X3』の改良新型に準じて、内外装を変更した。エクステリアは、大型化されたBMWキドニーグリル、従来よりも約10mmスリムなヘッドライト、新デザインのフロントバンパーによって、存在感を追求する。リアには、立体的なLEDテールライトを新採用。フロントとリアには、BMW iブルーのアクセントが配された。

改良新型iX3には、Mスポーツパッケージを標準装備する。19インチのエアロホイールが標準。オプションで20インチのMエアロホイールが選択できる。アダプティブLEDヘッドライトも標準装備した。BMWレーザーライトはオプションで注文できる。

ステアリングとレーンコントロールアシスタントを備えた「Driving Assistant Professional」、ストップ&ゴー機能を備えたアクティブクルーズコントロール、オートスピードリミッターアシスト、ルートモニタリングなど、最新の先進運転支援システム(ADAS)を標準装備した。また、リバースアシストカメラとリバースアシスタントを備えたパーキングアシスタントも標準だ。BMW iX3 改良新型BMW iX3 改良新型

12.3インチのインストルメントクラスターを新採用

インテリアは、12.3インチのインストルメントクラスターを新たに採用した。これと同サイズに拡大されたコントロールディスプレイを持つフルデジタルディスプレイを備える。「BMWライブコックピットプロフェッショナル」には、クラウドベースのナビゲーションシステム「BMWマップ」と「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を標準装備した。Apple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」、リモートソフトウェアアップグレード、BMWConnectedのデジタルサービスも利用できる。

センターコンソールには、ギアセレクターレバー、BMWコントローラー、スタート/ストップボタン、ドライビングエクスペリエンスコントロールスイッチ、パーキングブレーキをレイアウトした。

「Sensatec」レザー張りのスポーツシート、アルミダークフィニッシュのインテリアトリムストリップが標準装備された。BMW i ブルーは、ギアセレクターレバー、スタート/ストップボタン、ステアリングホイールにアクセントとして添えられる。BMW iX3 改良新型BMW iX3 改良新型

第5世代のBMW「eDrive」

EVパワートレインには、BMWグループの第5世代のBMW「eDrive」テクノロジーを搭載する。第5世代のBMW eDriveテクノロジーに使用されるすべてのパワートレインコンポーネントは、自社開発された。さらに、電気モーターと高電圧バッテリーは、自社工場で生産される。駆動ユニットと高電圧バッテリーユニットは、出力や蓄電容量を柔軟に変更できるため、さまざまなコンセプトやセグメントの車両に搭載できるという。

改良新型BMW iX3の第5世代BMW eDriveテクノロジーは、電気モーター、エレクトロニクス、トランスミッションを中央のハウジングに一体設計し、ドライブユニットに集約した。その結果、設置スペースと重量を大幅に削減した、と自負する。

また、電気駆動システムの出力密度は、BMWグループの既存のフルEVに比べて30%増加した。セルレベルでの高電圧バッテリーの重量エネルギー密度も、20%上昇する。最新の電気モーター、パワーエレクトロニクス、充電技術、高電圧バッテリーも搭載されている。BMW iX3 改良新型BMW iX3 改良新型

モーターは最大出力286hp

搭載される電気モーターは、最大出力286hp、最大トルク40.8kgmを引き出す。電気モーターは後輪に動力を伝達し、0~100km/h加速を6.8秒で駆け抜ける。最高速は180km/hでリミッターが作動する。

Bレンジでは回生ブレーキが強めに作動し、アクセルペダルのみを使った1ペダル感覚で運転できる。回生ブレーキのレベルは、3段階で調整できる。アダプティブ回生は、ブレーキエネルギー回生と惰性走行を状況に応じて調整することで、運転の快適さと効率を高めている。

高電圧バッテリーユニットは、車両フロアの平らな位置に搭載される。このレイアウトのおかげで、BMW X3のプラグインハイブリッド車(PHV)と比較して、室内と荷室のスペースを犠牲にしていないという。BMW iX3 改良新型BMW iX3 改良新型

1回の充電での航続は最大460km

バッテリーの蓄電容量は80kWh。1回の充電での航続は、WLTPテストサイクルで最大460kmを実現する。

駆動コンポーネントの高い効率と高電圧バッテリーユニットの高エネルギー密度のおかげで、BMW iX3は、より大型で重量のあるバッテリーを搭載したEVと同等の航続を可能にしているという。

バッテリーは、最大150kWの出力で急速充電できる。10分の充電で、およそ100kmの航続に必要なバッテリー容量を充電できる。顧客は、「IONITY」の急速充電ステーションを利用できる、としている。

《森脇稔》

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