レンジローバー ヴェラール、PHVも選べる限定車が登場…2022年型を欧州発表

「オーリックエディション」を新設定

最新のインフォテインメントシステム「Pivi」や「Pivi Pro」

PHVのEVモードは最大53km

ランドローバー・レンジローバー・ヴェラール の2022年モデル
ランドローバー・レンジローバー・ヴェラール の2022年モデル全 10 枚

ランドローバーは8月18日、『レンジローバー ヴェラール』(Land Rover Range Rover Velar)の2022年モデルを欧州で発表した。

「オーリックエディション」を新設定

2022年モデルには、「R-ダイナミックS」グレードをベースにした「オーリックエディション」を新たに設定。限定車となる。

エクステリアは、専用の「オーリックアトラス」仕上げを、フロントグリル、エンブレム、ボンネット、ドア、フロントフェンダーベントに施した。オーリックエディションのボディカラーは、オストゥーニパールホワイト、サントリーニブラック、専用のシャラントグレイが選択できる。20インチのアルミホイールは、マーキュリアルグロススパークルシルバー塗装とした。オプションで、22インチのピンサーホイールとコントラストルーフを装着することができる。

「SVビスポーク」のプレミアム塗装として、トルマリンブラウン、アメジストグレーパープル、ペトロリックスブルーが用意された。パーソナライズをさらに進めて、SVビスポークの「Match To Sample」サービスを利用すると、顧客は独自の色をブレンドして、カラーサンプルに一致させることができる。ランドローバー・レンジローバー・ヴェラール の2022年モデルランドローバー・レンジローバー・ヴェラール の2022年モデル

最新のインフォテインメントシステム「Pivi」や「Pivi Pro」

内装は、ウィンザーレザーや持続可能な「Kvadrat」プレミアムテキスタイルなど幅広い選択肢から、好みのインテリアを選べる。

オーリックエディションでは、ランドローバーのカスタマイズ可能なインタラクティブドライバーディスプレイを採用した。これは直感的な「PiviPro」インフォテインメントシステムを補い、さまざまな車両の情報やナビゲーションをドライバーに表示する。

最新のインフォテインメントシステムの「Pivi」やPivi Proをデジタルスクリーンに搭載した。Piviは使いやすさを重視して設計されており、シンプルなインターフェースにより、安全性を高めている。鮮明な新グラフィックスと高速なレスポンスは、新しい電気アーキテクチャによって可能になった。専用電源のおかげで、画面とナビゲーションシステムを数秒で起動できるという。

無線によりソフトウェアアップデートが行われるため、ディーラーに行く必要が少なくなる。無線データ接続により、顧客は最新の地図、アプリ、車両ソフトウェアモジュールにアクセスできる。更新はタッチスクリーンを通じて、好みの時間にスケジュールできる。今後行われるソフトウェアアップデートのひとつが、ワイヤレスのApple「CarPlay」のインストール。ワイヤレスのグーグル「AndroidAuto」も同時に利用可能になる予定だ。ランドローバー・レンジローバー・ヴェラール の2022年モデルランドローバー・レンジローバー・ヴェラール の2022年モデル

PHVのEVモードは最大53km

2022年モデルのレンジローバー ヴェラールのパワートレインは、ガソリンとディーゼル、4気筒と6気筒エンジンが選択できる。

PHVパワートレイン搭載車は、「P400e」グレードを名乗る。エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「インジニウム」で、最大出力300psだ。これに最大出力143psのモーターを組み合わせて、システム全体で404psのパワーと65.3kgmのトルクを引き出す。駆動方式は4WDだ。動力性能は0~100km/h加速が5.4秒となる。

二次電池は、蓄電容量17.1kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモードでは、最大53kmのゼロエミッション走行が可能だ。この効果もあって、欧州複合モード燃費45.5km/リットル、CO2排出量49g/kmの環境性能を実現している。バッテリーの充電は、標準の7kWウォールボックスを使用して、1時間40分。急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの8割の容量をおよそ30分で充電できる、としている。

《森脇稔》

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