マクラーレンが最新3モデル展示、英「サロン・プリヴェ」は9月2日開幕

英ブレナム宮殿の庭園で開催される社交イベントがサロン・プリヴェ

3.0リットルV6ツインターボ+モーターで680psのアルトゥーラ

フロントウインドスクリーン装着車も選択できるようになったエルバ

765psの軽量オープンモデルの765LTスパイダー

マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ全 32 枚

マクラーレンオートモーティブ(McLaren Automotive)は、英国で9月2日に開幕する「サロン・プリヴェ」に、最新の3モデルを出展する。8月25日、マクラーレンオートモーティブが発表した。

写真:マクラーレンの最新3モデル

英ブレナム宮殿の庭園で開催される社交イベントがサロン・プリヴェ

サロン・プリヴェは2006年に開始され、英国でも華やかなコンクール・デレガンスのひとつ。舞台となるのは、英国郊外のオックスフォードシャーのブレナム宮殿を取り巻く庭園だ。サロン・プリヴェは、食事やシャンパンが楽しめる秋を代表する社交イベントへと発展してきた。庭園には、ドレスアップしたゲストが集う。今年のサロン・プリヴェは、9月2日~5日に開催される予定だ。

マクラーレンオートモーティブは、このサロン・プリヴェに、最新の3モデルを出展する。新型ハイパフォーマンスハイブリッドスーパーカーの『アルトゥーラ』、オープントップスピードスターの『エルバ』のウィンドスクリーンバージョン、そして『765LT スパイダー』だ。

3.0リットルV6ツインターボ+モーターで680psのアルトゥーラ

アルトゥーラには、新開発の3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンを基本にした高性能PHVパワートレインを搭載する。コンパクトなV型6気筒ガソリンエンジンは、2個のターボとモーターとの組み合わせにより、軽量なハイパフォーマンスハイブリッド(HPH)パワートレインを構成する。

3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力585ps、最大トルク59.6kgmを発生する。モーターは最大出力95ps、最大トルク22.9kgmを引き出す。コンパクトなアキシャルフラックスEモーターは、トランスミッションのベルハウジング内に搭載されており、一般的なラジアルフラックスモーターより小型で電力密度が高いという。

アルトゥーラは、システム全体で680psの最大出力、73.4kgmの最大トルクを獲得する。トランスミッションは8速の「シームレスシフト」。アルトゥーラは、0~100km/h加速3.0秒、0~200km/h加速8.3秒、0~300km/h加速21.5秒、0~400m加速10.7秒、最高速330km/h(リミッター作動)の性能を可能にしている。

リチウムイオンバッテリーは蓄電容量が7.4kWh。プラグインハイブリッド機能を備えており、標準的なケーブルを使って、2時間半でバッテリー容量の80%を充電できる。パワートレインの設定は4モードから選択でき、そのうちEモードでは電気のみを使うゼロエミッション走行が、最大30km可能だ。

フロントウインドスクリーン装着車も選択できるようになったエルバ

エルバは、専用のカーボンファイバー製シャシーとボディを備えた2シーター車だ。発表時には、フロントウインドスクリーン未装備車のみの設定だったが、フロントウインドスクリーン装着車も選択できるようになった。

エルバのミッドシップには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは『セナ』用がベースだ。ただし、最大出力は800psから815psへ、15ps強化された。最大トルクは81.6kgmで変わっていない。トランスミッションは、7速デュアルクラッチを組み合わせた。

また、「M1A」と呼ばれるカーボンファイバー製シャシーは、551kgと非常に軽量とした。この効果で、動力性能は、0~100km/h加速3秒以下、0~200km/h加速は6.7秒と、世界屈指の性能を可能にしている。

765psの軽量オープンモデルの765LTスパイダー

マクラーレン765LTスパイダーは、伝統の「LT(ロングテール)」の名前を付した高性能モデルだ。765LTスパイダーでは、軽量化に取り組んだ。例えば、チタン製エグゾーストシステム、F1向けのトランスミッション素材、薄型ガラスなどを採用した。765LTスパイダーの車両重量は1388kgで、『720Sスパイダー』より80kg軽い。最も近い競合モデルよりも、約100kg軽量という。

また、専用のエアロパーツとして、引き伸ばされたロングテール部分に、「アクティブリアウィング」が装着された。ウィングの角度はオープン走行時でも最適になるように、クーペと異なるセッティングが施された。車内の「エアロ」ボタンを押すと、「ドライバー・ダウンフォース」が起動し、速度に応じてウィングの角度が調整される。ルーフを下ろした際には角度が強まり、気流の乱れで失われるリアのダウンフォースを回復させるという。

765LTスパイダーのミッドシップには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。平面クランクシャフトとドライサンプ潤滑を備え、超低慣性ツインスクロールターボチャージャーと電子制御ウェイストゲートを備えている。LT専用の鍛造アルミ製ピストン、マクラーレンセナで使用されているレイヤーヘッドガスケット、バルブトレインの超高効率カーボンコーティングを採用。専用の燃料ポンプとオイルポンプが流量を最適化し、専用チューンされたエンジンマネジメントシステムが、出力の増加を制御する。これらの結果、最大出力は765ps/7500rpm、最大トルクは81.6kgm/5500rpmへ引き上げられた。

7速「SSG(シームレス・シフト・ギアボックス)」トランスミッションのギア比は、765LTスパイダー用に最適化されており、スロットル入力に対して、ほぼ瞬時のレスポンスを可能にするという。765LTスパイダーは0~100km/h加速2.8秒、0~200km/h加速7.2秒、最高速330km/hの性能を可能にしている。

マクラーレンオートモーティブのブレット・ソーソー氏は、「英国の自動車イベントの中でも、ハイライトであるサロン・プリヴェに再び参加できるのは喜び。大切にされてきた新旧の名車の数々と並んで、マクラーレンのスーパーカーがブレナム宮殿の敷地を彩るのは、きっと見事な光景だろう。会場でマクラーレンのオーナーやブランドを愛する方々と、会えるのを楽しみにしている」と語っている。

《森脇稔》

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