ロータス、初のSUVなど電動4車種を開発中…2022-2026年に発売へ

4ドアクーペと新型EVスポーツカーもスタンバイ

4種類の次世代アーキテクチャーのひとつがベースに

0-100km/h加速3秒以下の性能を可能に

ロータスカーズが開発中の電動モデル。2022年に登場する「タイプ132」というコードネームのEセグメントSUVと見られる
ロータスカーズが開発中の電動モデル。2022年に登場する「タイプ132」というコードネームのEセグメントSUVと見られる全 5 枚

ロータスカーズ(Lotus Cars)は8月31日、今後5年間の新型車計画を明らかにし、2022~2026年に電動モデル4車種を発売すると発表した。

4ドアクーペと新型EVスポーツカーもスタンバイ

ロータスカーズが開発中の電動モデル。2023年に登場する「タイプ133」というコードネームのEセグメントの4ドアクーペと見られるロータスカーズが開発中の電動モデル。2023年に登場する「タイプ133」というコードネームのEセグメントの4ドアクーペと見られるこれらの新型車は、ロータステクノロジーと英国のロータスチームが共同で開発を進めている。新型車は、EVハイパーカーの『エヴァイヤ』、ロータス最後のガソリンエンジン搭載スポーツカーの『エミーラ』に追加される形となり、どちらも英国ヘテル工場で製造する計画だ。

ロータスカーズは2022年に「タイプ132」というコードネームのEセグメントSUVをデビューさせる。2023年には、コードネーム「タイプ133」を名乗るEセグメント4ドアクーペが続く。

さらに、2025年には、新しいDセグメントSUVのコードネーム「タイプ134」が登場する。このトリオには、2026年に新型EVスポーツカーのコードネーム「タイプ135」が加わる予定だ。

4種類の次世代アーキテクチャーのひとつがベースに

ロータスカーズが開発中の電動4モデルロータスカーズ傘下のロータス・エンジニアリングは現在、4種類の次世代「パフォーマンス・ビークル・アーキテクチャー」の開発を進めている。4種類のロータス車両アーキテクチャーのひとつが、「スポーツカー・アーキテクチャー」だ。ロータスの社内では「エレメンタル・アーキテクチャー」と呼ばれている。

これは、7月に発表された新型スポーツカーのロータス『エミーラ』に最初に採用されたプラットフォームだ。フレキシブルで軽量、ロータスを象徴する押し出しアルミニウムテクノロジーが導入されている。このスポーツカー・プラットフォームは、技術的な面で、これまでとは大きく変わっているという。

2つ目のロータス車両アーキテクチャーが、「ハイパーカー・アーキテクチャー」だ。このプラットフォームをベースとする最初のモデルは、2021年後半に英国へセル工場で生産が開始されるEVハイパーカーの『エヴァイヤ』となる。

3つ目のロータス車両アーキテクチャーが、「プレミアム・アーキテクチャー」だ。ロータス史上初となるグローバルな自動車アーキテクチャーが、プレミアム・アーキテクチャーで、このプレミアム・アーキテクチャーが、新開発のライフスタイルビークルの基盤になるという。

このアーキテクチャーは、英国で設計されており、中国、スウェーデン、ドイツチームとの共同作業によってサポートされている。英国で生まれて、グローバルで成長させていくアーキテクチャーになるという。

4つ目のロータス車両アーキテクチャーが、「エレクトリック・スポーツカー・アーキテクチャー」だ。ロータス・エンジニアリングは、社内で「Eスポーツ」と呼ばれている新しいプラットフォームの開発を主導しており、これをベースとして、ロータスとルノー傘下のアルピーヌの新型車が登場する。この車台は、他のメーカーに供給する可能性もあるという。

0-100km/h加速3秒以下の性能を可能に

ロータスカーズが開発中の電動モデル。2026年に登場する「タイプ135」というコードネームのEVスポーツカーと見られるロータスカーズが開発中の電動モデル。2026年に登場する「タイプ135」というコードネームのEVスポーツカーと見られるロータスカーズが今後5年間にデビューさせる電動モデル4車種は、ロータスカーズの4つの次世代プラットフォームのひとつ、プレミアム・アーキテクチャーをベースにする。

プレミアム・アーキテクチャーは、2889~3100mmのホイールベースに対応しており、将来さらに拡張される可能性がある。 C +セグメントからEセグメントまで、あらゆるタイプの乗用車に適応する。

また、蓄電容量92~120kWhのバッテリーが搭載でき、800ボルトの急速充電システムにも対応する。このプラットフォームで開発された新型車は、0~100km/h加速3秒以下の性能を可能にする、としている。

《森脇稔》

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