ベントレー、新開発の後席エンターテインメント設定…欧州向け2車種に

2つの高解像度10.1インチスクリーン

Appleの「iOS」とグーグルの「Android」アプリを通じてコンテンツを表示

ユーザーのデバイスからのミラーリングも可能に

ベントレー・リアエンターテインメントシステム
ベントレー・リアエンターテインメントシステム全 8 枚

ベントレー(Bentley)は8月31日、欧州向けの『フライングスパー』新型と『ベンテイガ』改良新型に、新開発の「ベントレー・リアエンターテインメントシステム」を設定した、と発表した。

2つの高解像度10.1インチスクリーン

ベントレー・リアエンターテインメントシステムには、「BYOD」コンセプトを導入する。これにより、ケーブルで接続することなく、スマートフォンやコンピューター、タブレット端末などから、後席エンターテインメントシステムにコンテンツを直接ストリーミングできるという。

ベントレー・リアエンターテインメントシステムには、前席の後ろに2つの高解像度10.1インチスクリーンが組み込まれている。タブレットは取り外し可能で、最大1920×1080ピクセルの解像度で、ビジュアルを届ける。ベントレーによると、非常に没入型のエンターテインメント体験を可能にしているという。

ベントレー・リアエンターテインメントシステムからのサウンドは、Bluetoothを通じて、付属のヘッドホンまたはユーザーのヘッドホンにストリーミングできる。「Naim」オーディオシステムにサウンドを直接ストリーミングすることも可能だ。Naimオーディオシステムは新型フライングスパーでは、クラスをリードする2200ワットの出力を持つ。 「Over-The-Air(OTA)」によるソフトウェアのアップデートも受けられる。

Appleの「iOS」とグーグルの「Android」アプリを通じてコンテンツを表示

ベントレーのラグジュアリーとイノベーションに関するノウハウを組み合わせて、ベントレー・リアエンターテインメントシステムは開発された。最新のサウンドと映像によって、改良新型ベンテイガと新型フライングスパーのリアキャビンを、移動中に仕事をしたり、リラックスしたりする場所に変えるという。

後席の乗員は、さまざまな方法を使用してモバイルデバイスからコンテンツを入力する。Appleの「iOS」とグーグルの「Android」の両メディアアプリを通じて、ベントレー・リアエンターテインメントシステムのディスプレイにコンテンツを表示できる。

デバイスとベントレー・リアエンターテインメントシステムが同じWi-Fiネットワークに接続されている場合、乗員は選択したアプリ(Amazon Prime、Disney +、Youku、Apple TVなど)を操作でき、コンテンツはベントレー・リアエンターテインメントシステムのタッチスクリーンに映し出される。

ユーザーのデバイスからのミラーリングも可能に

ベントレー・リアエンターテインメントシステムの画面を使用して、ユーザーのデバイスからのミラーリングも可能になった。この機能を使えば、ポップアップ、通知、画面の回転など、モバイルデバイスの画面を10.1インチの画面にミラーリングする。

映画やテレビ番組を配信するエンターテインメントストリーミングサービスの「Netflix」には、ベントレー・リアエンターテインメントシステムがプリインストールされている。ユーザーのデバイスからストリーミングすることなく、Netflixを視聴できる。

取り外し可能なタッチスクリーンには、HDMIポートが装備されており、Amazonの「Firestick」やゲームコンソールなどのメディアデバイスを利用できる。最新のUSBタイプCポートは、モバイルデバイスを充電するだけでなく、ソフトウェアアップデートのバックアップも可能にする。 Bluetooth接続の代わりに、ヘッドフォンジャックも用意されている。高解像度の画面はタッチセンサー式なので、音量、明るさ、ソースの選択、ユーザーガイドなどの機能を、指でタップするだけで操作できる。

ベントレー・リアエンターテインメントの2つのスクリーンは、専用のアームマウントで助手席の後部に固定されている。アームマウントは、システムに電源も供給する。スクリーンとアームは取り外すことも可能だ。画面の背面にはマイクが内蔵されており、Naimオーディオシステムからの音をモニターし、ベントレー・リアエンターテインメントシステムで再生されるメディアと常に同期していることを確認する、としている。

《森脇稔》

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