UL、新たなリスクに対応する各種評価試験など紹介…オートモーティブ ワールド オンライン

オートモーティブ テクノロジー センター(Automotive Technology Center、ATC)
オートモーティブ テクノロジー センター(Automotive Technology Center、ATC)全 4 枚

ULジャパンは、9月8日から10日まで開催される「第1回 オートモーティブ ワールド 【オンライン】(クルマの先端技術展)」に出展。モビリティ分野の技術革新に伴い、新たに対応が求められるリスクへの確実な対応をテーマとした展示とセミナーを開催する。

ULジャパンは、米国の第三者安全科学機関であるULの日本法人。2017年6月、車載機器向けEMC試験所 「オートモーティブ テクノロジー センター(ATC)」を愛知県みよし市に開所したことを皮切りに、伊勢本社の設備拡充、信頼性試験ラボ開設、大型モビリティ試験棟開所、高容量バッテリーの試験設備導入など、CASE関連対応の支援強化を目的に、自動車・モビリティ関連分野の試験設備の拡張を進めてきた。

今回の展示会では、評価試験や自動運転に関する7つのサービスを展示するほか、評価試験関連の講演「クルマを取り巻く電波/EMC環境」を9月9日14時から、自動運転関連の講演「機能安全、SOTIF、UL 4600で高まる自動運転の安全性」を9月10日14時30分から実施。3日間のイベントを通じて、ULの安全分野のエキスパートが、自動車や建機などのモビリティの電装化、自動運転安全、機能安全、サイバーセキュリティ分野における知見を提供する。

評価試験関連オンライン展示

・車載機器無線・EMC試験サービス
ULはJABやA2LAよりISO/IEC17025に基づいた試験/校正所として認定されており、ECEレギュレーション、国際規格等の規制に基づく試験・認可取得に幅広く対応する。国内外の自動車メーカーより認定されたEMC試験所としてサービスを提供。また、無線技術を搭載した車載機器に対して包括的な無線試験・各国申請代行サービスを提供する。

・信頼性試験サービス
海外自動車メーカーの試験で要求される「ISO/IEC17025」の試験所認定を受けている試験所として、国際規格や国内外自動車メーカー独自規格等で要求される車載部品などを対象とした各種信頼性試験にワンストップで対応する。

・大型機器向けEMC試験サービス
2021年7月、ENISO 13766-1,2:2018が強制化され、EUに上市する建設機械に対しEU整合法令への適合とCEマーキングの表示が要求される。ULは最大100tまでの大型機器に対応可能な大型電波暗室を有し、上市をサポートする。

・バッテリー安全試験
ULは30年以上前に初めてリチウムイオンバッテリーの試験・認証を開始。潜在するリスクを特定し、規格に準じた試験計画を策定し最適なサービス、試験プランを提供する。

自動運転関連オンライン展示

・自動運転:安全規格適合支援サービス
自動運転レベル3が実用化され、今後自動運転レベル4に向けて自動運転システムの安全性は、今まで以上に問われるようになる。ULでは、自動運転の安全性を客観的に評価する関連規格の適合に向けた、総合支援サービスについて紹介する。

・機能安全:規格適合支援サービス
自動運転や電気自動車のつながる化に伴い、電子制御が複雑化する中、電気電子(E/E)システムの機能不全によって引き起こされるハザードに対処するための方策として重要性が増すISO26262への適合に向けた包括的なソリューションを提供する。

・自動車サイバーセキュリティ・コンプライアンスサービス
自動運転の安全性を確保する上で欠かせないサイバーセキュリティへの対応。ULでは、WP.29、ISO/SAE 21434適合のためのトレーニング、アドバイサリー、試験をすると共に、機能安全、及び自動運転安全との同時適合を支援する。

《纐纈敏也@DAYS》

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