繁忙期をより高く、閑散期をより安く…新幹線の指定席特急料金見直しに、赤羽国交相が理解

N700系の普通車車内。
N700系の普通車車内。全 2 枚
赤羽一嘉国土交通大臣は9月10日に開かれた定例会見で、JR東日本とJR東海が新幹線の指定席特急料金見直しを表明したことに対して記者の質問に答えた。

現在、新幹線の指定席特急料金は、在来線の指定席特急料金に準拠して、繁忙期が通常期の200円増し、閑散期が通常期の200円引きとされているが、JR東日本の深沢祐二社長は9月7日の定例社長会見で、2022年春にもその変動幅を見直すことを表明。観光需要が多い繁忙期の料金を引き上げ、逆に閑散期の料金を引き下げ、利用の平準化を図る考えを示した。

東海道新幹線を運営するJR東海の金子慎社長も同様の考えを示しているが、これについて赤羽大臣は、平準化を進めることが観光関連事業者にとって大きな課題だとして2者の考えに一定の理解を示し、「今回の取組が、こうした問題の解決の一助となるか、注視してまいります」と述べている。

今後は制度設計が行なわれる運びとなるが、これについては「国土交通省としても事業者の皆さんと連携を取りながら、しっかりと対応していきたいと考えております」として、バックアップする意向を示している。東海道新幹線

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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