山陽新幹線に新たな保守基地…姫路-岡山間 10月1日から運用

山陽新幹線を走る列車。同線は現在、保守基地が13カ所設けられている。
山陽新幹線を走る列車。同線は現在、保守基地が13カ所設けられている。全 3 枚

JR西日本は9月27日、山陽新幹線に新たな保守基地を設けることを明らかにした。

これは、姫路保守基地~岡山保守基地間の兵庫県赤穂市内に設けられる「帆坂保守基地」で、10月1日から運用が開始される。

山陽新幹線の保守基地は、保守用車の留置や工事材料の保管などに使われるもので、これまで13カ所に設置されていたが、姫路~岡山間は82kmと比較的距離が長いため移動に要する時間も長くなり、作業時間を確保することが課題となっていた。

帆坂保守基地は姫路保守基地から西へ38km、岡山保守基地から東へ44kmの位置に立地するため、作業時間は60分程度から180分程度に大幅に拡大。大型保守用車による効率的な保守作業が可能になるため、従事者の労働負荷軽減にもつながるとしている。

また、自然災害時の点検・復旧のための拠点としても活用できるため、早期の運行再開が可能になるほか、逸脱防止ガードを計画的に敷設することもできるため、地震などの減災対策を進めることも可能になるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る