ジープ グランドチェロキー 新型、2列シートで登場…米国発表

ジープの特長の7スロットグリル

ジープの新世代インテリアを提示

3.6リットルV6と5.7リットルV8の2種類のガソリンエンジン

ジープ・グランドチェロキー 新型
ジープ・グランドチェロキー 新型全 17 枚

ジープブランドは9月29日、新型ジープ『グランドチェロキー』(Jeep Grand Cherokee)を米国で発表した。

ジープは2021年1月、新型『グランドチェロキーL』を米国で初公開した。5世代目モデルとなる新型は、従来型の2列シート仕様ではなく、3列シート仕様であることから、「L」の名称が付く。

これに対して、今回発表された新型グランドチェロキーには、「L」の名称が付されない。Lが付かない新型グランドチェロキーは、2列シート仕様として登場している。

ジープの特徴の7スロットグリル

エクステリアは、スリムで彫刻的なラインが採用されているのが特徴。史上最もラグジュアリーなグランドチェロキーを目指して、よりモダンでプレミアムなデザインとした。低くテーパー状のルーフは、荷室の広さと実用性を犠牲にすることなく、空力性能と燃費を向上させるという。ジープ・グランドチェロキー 新型ジープ・グランドチェロキー 新型

フロントマスクには、新設計のスリムなLEDヘッドライトが装着された。ジープの特長の7スロットグリルは、それぞれがより大きな開口部を持つ。フロントマスクには、新開発の長距離レーダーコンポーネントと、アクティブグリルシャッターなどの高度なテクノロジーを内蔵している。

ボディサイドでは、従来型よりもベルトラインを低くし、ガラス面積を拡大しているため、キャビンがより広くなり、視認性が向上する。トレッドは従来型に対して、36mm拡大した。グランドチェロキーとして初めて、21インチホイールがオプションで選択できる。ジープ・グランドチェロキー 新型ジープ・グランドチェロキー 新型

ジープの新世代インテリアを提示

新型は、ジープの新世代のインテリアを提示することを目指した。細部にまでこだわったハンドメイド素材と、モダンなアメニティを備え、さらに洗練された空間を生み出すように進化しているという。

インストルメントパネルは、温かみのある素材と最新テクノロジーを融合させた。カップホルダー部分には、2つのワイヤレスデバイスが接続でき、2つのデバイスを同時に充電できるワイヤレス充電器がオプションで用意される。

カスタマイズ可能なLEDインテリア照明が、すべてのモデルに標準装備された。 5色が選べるアンビエント照明は、インストルメントパネル全体、またはフロントドアとリアドアに沿って輝きを放つ。ジープ・グランドチェロキー 新型ジープ・グランドチェロキー 新型

3.6リットルV6と5.7リットルV8の2種類のガソリンエンジン

新型のガソリンエンジンは2種類だ。3.6リットルV型6気筒ガソリン「ペンタスター」エンジンは、最大出力293hp、最大トルク36kgmを発生する。このV6には、アイドリングストップ(ESS)テクノロジーを標準装備した。 ESSシステムは、新型グランドチェロキー向けにアップグレードされている。

5.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力357hp、最大トルク53.9kgmを引き出す。V8エンジンは、VVTと気筒休止により、パフォーマンスと燃費を追求した。気筒休止テクノロジーでは、エンジン制御コンピューターが、高速道路のクルージングなどの低負荷走行中に、燃料供給を停止し、エンジンのうちの4つのシリンダーのバルブを閉じる。ドライバーがアクセルペダルを踏むと、休止していたシリンダーが再始動する。

両エンジンには、8速AT「TorqueFlite」を組み合わせた。V8搭載車の最大牽引力はおよそ3.2トンで、クラス最高という。新型の4WDシステムは、「Quadra-Trac 1」、「Quadra-Trac 2」、「Quadra-Drive 2」の3種類で、グレードに応じて搭載する。「Jeep Quadra-Lift」エアサスペンション、エレクトリックアダプティブダンピング、「Selec-Terrain」トラクションマネジメントシステムも採用している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  4. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  5. 約67万円から買える小型トラック、印タタが「エースプロ」発表…EVも用意
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る