環境配慮型・観光MaaS、日光エリアで 10月28日スタート

デジタルフリーパス(イメージ)
デジタルフリーパス(イメージ)全 20 枚

東武鉄道、JTB、JTBコミュニケーションデザイン、オリックス自動車、トヨタレンタリース栃木の4社は、10月28日から日光地域にて国内初の環境配慮型・観光MaaS「NIKKO MaaS」のサービスを順次開始する。

NIKKO MaaSは、日光地域の鉄道・バスをセットにしたお得なデジタル限定フリーパスのほか、EV・PHVカーシェアリングやシェアサイクル、EVバス(低公害バス)等の環境にやさしいモビリティや、歴史・文化施設等の拝観・入場チケット、ネイチャーアクティビティ等の観光コンテンツをWEBサイトからワンストップで検索・購入・利用できるサービス。スマートフォン1台で、シームレスに日光・鬼怒川エリアの周遊観光を楽しむことができる。

NIKKO MaaSでは、旅行の目的や場所に合わせ、より使い易く、よりお得に利用できる4種類のデジタルフリーパスを発行する。浅草発の日光世界遺産デジタルフリーパス(2日間有効)および鬼怒川温泉デジタルフリーパス(同)が大人2500円/子ども1130円、中禅寺・奥日光デジタルフリーパス(4日間有効)および湯西川温泉デジタルフリーパス(同)は大人4500円/子ども2260円。従来の企画乗車券と比べ、より細かいニーズに合わせた内容となっているほか、特典協賛店舗も約50店舗に増え、日光・鬼怒川エリアをこれまで以上に楽しめる。

また、トヨタの超小型車『C+pod』など、環境にやさしい最新のEV・PHVカーシェアを日光エリアに導入。NIKKO MaaS WEBサイト経由で24時間365日貸出・返却できるほか、カーシェアスポットの検索・経路表示も可能。東武日光駅前や中禅寺バスターミナルなど、交通結節の良い場所にカーシェアポートを設置し、利便性を高める。華厳の滝や赤沼(戦場ヶ原内)の駐車場には観光地に適した急速充電器を設置(2022年1月以降を予定)。さらに東武日光駅前や日光自然博物館など、地域内に設置されているシェアサイクルをシームレスに検索、利用できるよう連携する。

スタート当初はNIKKO MaaS WEBサイト経由で、歴史・文化・観光施設等の拝観・入場チケット、体験プログラム等、各観光コンテンツの予約・購入・利用が可能。2022年3月からはNIKKO MaaS WEBサイトにおいてワンストップで観光チケットの購入・利用が可能となる。

NIKKO MaaSでは、お得で便利なデジタル限定フリーパスを利用してもらうことで、マイカーによる来訪から鉄道への転換をさらに促進。日光地域の渋滞緩和を目指すとともに、一般販売前のEVの採用やRE100(事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目的に掲げている企業の取組み)の充電器設置を推進し、脱炭素社会への先導モデルになることを目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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