ルーヴル美術館のアート作品を車内で楽しむ…DS 7クロスバック 限定仕様を欧州で再設定

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」など182点の作品を車載スクリーンに表示

2種類のPHVとガソリン車から選択可能

EVモードは最大58km

DS 7クロスバック・ルーヴル
DS 7クロスバック・ルーヴル全 13 枚

DSは10月1日、欧州向けの『DS 7クロスバック 』(DS 7 Crossback)に、限定車の「DS 7クロスバック・ルーヴル」を設定すると発売した。2020年に限定発売して好評だったため、2度目の設定になる、としている。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」など182点の作品を車載スクリーンに表示

同車は、DSブランドと、フランス国立のルーヴル美術館とのパートナーシップから生まれた限定車だ。細部に至るまで、特別なカスタマイズが施される。エクステリアは、ボンネット、フロントドア、テールゲートに特別な「LOUVRE(ルーヴル)」エンブレムが装着された。ウィンドウ周りやルーフバー、リアライトトリムなどは、グロスブラックで強調されている。

ドアミラーのカバーはブラック仕上げで、ピラミッドの模様がレーザーエッチング加工で施された。これは、ルーヴル美術館の中庭のナポレオン広場にあるガラスと金属で制作されたピラミッド、「ルーヴル・ピラミッド」がモチーフだ。足元は、20インチの「ALEXANDRIA」アルミホイールで引き締められた。ボディカラーは、インクブルー、クリスタルパール、ペルラネラブラック、プラチナグレーの4色が用意されている。

インテリアでは、空調ベント、ダッシュボード、ナッパレザーの収納コンパートメントカバーに、立体的なピラミッドパターンがエンボス加工されている。

高解像度の12インチセンタータッチスクリーンには、ルーヴル美術館に収蔵されているアート作品が表示される。ルーヴル美術館とDSブランドが、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モナ・リザ」の肖像画など、182点の作品を選出した。約4分間のポッドキャストを視聴すると、それぞれの作品の秘密が明らかになるという。この演出は、フランス語、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語の5言語に対応している。

2種類のPHVとガソリン車から選択可能

DS 7クロスバック・ルーヴルでは、プラグインハイブリッド車(PHV)が選択できる。PHVでは、「DS 7クロスバックE-TENSE 4×4」と、「DS 7クロスバックE-TENSE 225」の2グレードを用意した。最大出力225hpのガソリン車も設定されている。

PHVパワートレインのエンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」だ。最大出力はDS 7クロスバックE-TENSE 4×4の200hpに対して、DS 7クロスバックE-TENSE 225では180hpに抑えられる。最大トルクは30.6kgmだ。

モーターは、DS 7クロスバックE-TENSE 4×4では、フロントが最大出力110hp、リアが最大出力112hp。一方、DS 7クロスバックE-TENSE 225では、モーターはフロントのみ(8速ATの「EAT8」と一体設計)に搭載され、最大出力は110hp。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、225hpのパワーと36.7kgmのトルクを引き出す。DS 7クロスバックE-TENSE 4×4のPHVシステム全体の300hpのパワーと53kgmのトルクよりも、低く抑えられた。駆動方式も4WDではなく、FFとなる。

EVモードは最大58km

DS 7クロスバックE-TENSE 225のバッテリーは、蓄電容量13.2kWhのリチウムイオン。EVモードの「ゼロエミッションモード」では、最大58km(WLTP計測)をゼロエミッション走行できる。この効果もあって、最も環境性能に優れる仕様で、燃費は76.9km/リットル、CO2排出量は30g/km(いずれもWLTP計測)を実現した。

また、ゼロエミッションモードの最高速は、135km/hだ。走行モードは、ゼロエミッションモード、スポーツモード、ハイブリッドモードの3種類から選択できる。バッテリーの充電には、2本のケーブルが付属する。充電は出力7.4kWのチャージャーで、およそ1時間45分で完了する。

DS 7クロスバックE-TENSE 225は、航続を拡大するために、減速時やブレーキ中に発生した電気エネルギーを、バッテリーに蓄える。「E-SAVE」と呼ばれるモードでは、ドライブの最後の10~20kmをEVモードで走行できるよう、バッテリー残量を節約する、としている。

《森脇稔》

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