【ジュネーブモーターショー2022】3年連続の中止が決定…新型コロナと半導体不足の影響

三菱 エンゲルベルクツアラー(ジュネーブモーターショー2019)
三菱 エンゲルベルクツアラー(ジュネーブモーターショー2019)全 3 枚

ジュネーブモーターショー(Geneva International Motor Show)の主催団体は10月7日、ジュネーブモーターショー2022を中止すると発表した。2020年から、3年連続の中止となる。

写真:前回のジュネーブモーターショー2019の様子

ジュネーブモーターショー2022を中止する決定は、自動車メーカーと自動車ファンにとって、最善の利益を念頭に置いて行われた。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大により、主催者は中止の他に選択肢がなかったという。

新型コロナウイルスの感染拡大は、現在でも出展者や来場者、ジャーナリストの国を超えての移動を制限している。また、自動車メーカーにとっては、世界的な半導体不足への対応を迫られている。こうした状況を考慮して、ジュネーブモーターショー2022の中止が最終的に決定された。

その一方で、ジュネーブモーターショーの主催団体は、2023年の開催に意欲を見せる。ジュネーブモーターショーを進化させるためのプログラムに取り組んでおり、2023年はよりインパクトのあるショーが可能になる、と自負する。

ジュネーブモーターショーのサンドロ・メスキータCEOは、「現在の半導体不足は2022年も続く見通しで、自動車メーカーの業績にマイナスの影響を与える可能性がある。このような不確実な時期に、ジュネーブモーターショーに多くのブランドが参加すると約束できない」と語っている。

《森脇稔》

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