レクサス NX 新型、米国市場では12月に発売へ

際立つL字型のデイタイムランニングライト

ホイールベースは従来型よりも30mm長い

「Tazuna Concept」に基づくコックピット

レクサス NX 新型(北米仕様)
レクサス NX 新型(北米仕様)全 17 枚

レクサスの米国部門は10月7日、新型『NX』 (Lexus NX)を12月、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、3万7950ドル(約425万円)。

際立つL字型のデイタイムランニングライト

新型NXは、2世代目モデルだ。フロントマスクは、グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし、塊感を強化した。直立したグリル面で効率的に空気を取り込むことで、ラジエーターの冷却性能を向上させているという。

新型では、フロントグリルのメッキ枠を廃止し、シンプルな構成と軽量化を追求した。グリルのパターンには、立体感のある縦長U字形ブロックを採用し、下部にはスリット状の開口部を設け、冷却性能を向上させている。ヘッドランプは全体を黒基調とすることで、L字型のデイタイムランニングライトを際立たせた。

ボディサイドは、直立したグリル面に向かうボンネットフードで伸びやかさを表現した。リアのオーバーハングを短くすることで、軽快感を演出する。ベルトライン直線部を短くし、リアへ向かうキックアップを強調することにより、キャビンに凝縮感を持たせているという。

ホイールベースは従来型よりも30mm長い

ボディサイズは全長4660mm、全幅1865mm、全高1640mm、ホイールベース2690mm。従来型に対して、全長と全幅は20mm拡大。全高は5mm引き上げられ、ホイールベースは30mm延びている。

リアは、テールゲート中央に向けて、スピンドル形状をモチーフに絞り込んだ。さらに、リアフェンダーがスピンドル形状を挟み込む造形とすることで、リアのキャビン周りの凝縮感とタイヤの張り出しを強調したという。

テールランプは、中央に配置したスリムな横長ランプと、左右のL字型ランプをそれぞれ独立させた。中央に配置されたブランドマークは、従来のLマークからLEXUSロゴに刷新されている。

「Tazuna Concept」に基づくコックピット

インテリアは、新たなコックピットデザインの考え方「Tazuna Concept」に基づき、コックピットを設計した。人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能を制御できるようにしたという。

内装色には、ブラックとリッチクリームのコントラスト配色に高彩度オレンジのアクセントステッチを効かせた「ブラック&リッチクリーム」などを用意した。メーター周りの造形からドアトリムに連続してつながるオーナメント加飾には、ダークカラーを採用している。

64色の室内イルミネーションを採用した。美しい自然現象を見た際の感情や、気持ちの変化を表現した14色を推奨カラーとしてプリセットした。また、他の色を選びたい場合は、センターディスプレイのカラーパレットで、その他50色の中から選択できるようにした。

新開発のステアリングホイールを採用した。ホーンパッドの小型化やスポークデザインの変更により、スポーティさを強化した。シフトレバーには、シフトバイワイヤ機能用を新開発し、しっとりとした触り心地や、握りやすく操作しやすい形状を追求している。

《森脇稔》

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