JR貨物、九州へのEF510形投入は2023年3月…銀色車体で回生ブレーキ装備の300番台

EF81形では唯一、ステンレス地のままで残っているEF81 303にちなみ銀色車体となるEF510-301のイメージ。『カシオペア』仕様だった富山のEF510-510も銀色車体だが、EF510-301は側面中央に愛称である「ECO-POWER  レッドサンダー」のロゴが入る。車体のフォルムは0・500番台と共通の模様。
EF81形では唯一、ステンレス地のままで残っているEF81 303にちなみ銀色車体となるEF510-301のイメージ。『カシオペア』仕様だった富山のEF510-510も銀色車体だが、EF510-301は側面中央に愛称である「ECO-POWER レッドサンダー」のロゴが入る。車体のフォルムは0・500番台と共通の模様。全 9 枚

JR貨物は10月15日、EF510形交直両用電気機関車を2023年3月に投入すると発表した。

EF510形は、国鉄型のEF81形を置き換えるため2001年に0番台が登場。2009年には寝台特急『北斗星』『カシオペア』用にJR東日本の500番台が登場していたが、2015年に『北斗星』、2016年に『カシオペア』の一般営業列車が廃止されたことによりJR貨物へ譲渡。0番台を含む全38両が富山機関区に配置されている。

JR貨物は3月に発表した2021年度の事業計画で、九州の門司機関区に配置されている国鉄形のED76形交流電気機関車やEF81形交直両用電気機関車を淘汰するため、EF510形の投入をアナウンスしていたが、九州へ新製投入されるEF510は富山のものとは異なり、消費電力の削減を図るため交流回生ブレーキが装備されることから300番台に区分。12月16日には量産先行車の301号機(EF510-301)が出場する予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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