タクシー需要をリアルタイム予測、電車の運休・遅延も通知…国際自動車が導入

ドライバー用タブレット Z21MA第006号
ドライバー用タブレット Z21MA第006号全 1 枚

国際自動車は、株主として参画しているS.RIDEを通して、ソニーグループが提供する需要予測サービスの実証実験を、都内のkmグループタクシー60台にて開始すると発表した。

需要予測サービスは、ソニーグループのAI技術を活用し、都内で営業走行する1万台超の走行データを基に開発。タクシー内に設置されている乗務員用タブレットを通してドライバーに効率的な走行ルートの意思決定を支援する。

同サービスでは、500m四方ごとの需要のヒートマップや、高需要スポットをピンポイントで表示する他、乗客降車後にドライバーが得意な営業エリアに向かう際などに、需要が高いスポットを経由するルートを提案する。また、電車の運休・遅延情報、大型イベント終了など、タクシー需要の急激な高まりをリアルタイムで通知。このほか、局地的な大雨の予測、空車タクシー情報を地図上に表示し、需要に対する供給状況をリアルタイムに提示、長距離・長時間乗車が高いスポットの需要予測などの機能を提供する。

国際自動車では、需要予測サービスの活用によって、コロナ禍の厳しい営業環境でも、乗客とタクシー車両を効率的にマッチングすることで利便性の向上と実車率の向上を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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