サービスステーションで「食」を提供、キッチンカーを配車…出光興産が実証実験

「ゴーストキッチンズ」のキッチンカー
「ゴーストキッチンズ」のキッチンカー全 3 枚

出光興産は11月1日、地域のサービスステーションを活用して「食」の選択肢を提供するサービスの実証実験を実施すると発表した。

ゴーストレストラン研究所が運営するフードデリバリーサービス「ゴーストキッチンズ」を島田市内(静岡県)の出光興産系列の島田セルフサービスステーションにキッチンカーを配車。店頭でのテイクアウトやウェブでのデリバリー注文受付を11月1日から12月17日まで実施する。

すでに同じ場所で実証しているやさいバスの野菜直販サービス「ご近所八百屋」と併せ、豊かな食の選択肢を提供し、地域社会の生活の質を向上する拠点としてのサービスステーションの機能を検証する。

同社では、実証に先立って出光興産は地方都市の住民を対象にヒアリング調査を実施したところ「多様な食のデリバリーサービス」に対するニーズが強かったという。新しい実証サービス「ゴーストキッチンズ」は、単一のキッチンで、顧客のニーズにあった多様な食のブランドを同時に複数展開するサービス。食のデリバリーやテイクアウトの選択肢が大都市と比較して少ない地域で、健康的でおいしく、さまざまなメニューを楽しめるサービスを提供して地域の生活の質向上に寄与する。

「ゴーストキッチンズ」のサービスをサービスステーション敷地内で実施するのは、国内で初めて。

出光興産では「スマートよろずや」実証実験として予防医療や食など複数のサービスを、サービスステーションを軸に地域住民に提供する実証事件を10月から島田市で実施している。今後「ご近所八百屋」で提供している地元静岡産の新鮮な野菜を「ゴーストキッチンズ」の一部メニューに取り入れるほか、今回の実証実験限定で地元静岡にちなんだメニューも提供する。

《レスポンス編集部》

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