日産から4人乗りドリフトマシン、2000馬力チューン…SEMA 2021で発表へ

日産アルティマに GT-R のパワートレイン移植した『アルティマニアック』
日産アルティマに GT-R のパワートレイン移植した『アルティマニアック』全 1 枚

日産自動車(Nissan)の米国部門は、11月2日(日本時間11月3日深夜1時)に米国で開幕するSEMAショー2021において、『GT-R』のパワートレインを日産のセダン『アルティマ』に移植した新ドリフトマシンを初公開する。

3度の「フォーミュラドリフト」世界チャンピオンのクリス・フォシュベリ選手が、日産と協力して開発した。GT-Rのパワートレインを搭載した4人乗りのドリフトマシンは、『アルティマニアック』と命名された。

世界で最もパワフルで先進的な4人乗りのドリフトマシンを作ることが、目標に掲げられた。モータースポーツに参戦する計画はないため、規則の制約を受けずに開発は進められた。一度に3人の同乗者に非日常的な体験をしてもらうために、4シーターとした。

最新の日産アルティマをベースに、ホワイトボディに分解された後、3Dスキャンによって、完全なデジタルモデルが製作された。そして、アルティマのボディ内に収まるチューブシャシーが設計された。「T1 Race Development」が日産GT-R用のVR38型3.8リットルV6ツインターボをチューニングし、最大出力2000hpを獲得する。6速シーケンシャルトランスミッションや、調整式のカスタムレースサスペンションも採用された。

室内には、4つのカーボンファイバー製シートを装備した。シートの周囲には、ロールケージが配された。車体には、カスタムカラーリングが施されており、360度のドローン撮影用に、それぞれの面を異なる色で仕上げている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 今年の「鈴鹿8耐」は新モデルの日本初披露が目白押し!? 話題のネオレトロバイクも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る