日産がVR・メタバース上にギャラリー「NISSAN CROSSING」を公開…コミュニケーションの場

バーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」
バーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」全 15 枚

日産自動車が11月4日、VR(Virtual Reality)・メタバース上にバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING(ニッサンクロッシング)」を公開。この公開に先駆け、報道向けに先行お披露目会を行った。

「NISSAN CROSSING」は、東京・銀座にある“ニッサンインテリジェントモビリティ”の発信拠点で「ワクワクする未来のドライビング体験」をテーマにしたギャラリーだ。このギャラリーをソーシャルVRサービス「VRChat」のバーチャル空間上に再現したのが、今回お披露目されたバーチャルギャラリーとなる。現実の「NISSAN CROSSING」を忠実に三次元化し、内装も含めて再現されている。

会場内では『アリア』が展示されており、360度好きな方向から眺めることができる。また、2階には自由に使える広いイベントスペースが用意されているほか、現実でもある日産車のラテアートが楽しめるカフェが再現されていた。

お披露目会には3Dで再現したアバターを纏った星野朝子副社長も登壇し「これは日産として初めてのVR上での試み。私も初めてアバターとして登場させて頂きました。今後VR上での情報発信の場として活用していきたいと思っています」とコメントを寄せた。

今後は、新車発表会や講演など様々な発信やコンテンツ体験に利用していく予定で、その第一弾として、年内に「NISSAN CROSSING」を電気自動車で出発し、地球温暖化について考えるツアーを予定しているとのこと。

また、なぜ今回、VR上に「NISSAN CROSSING」を再現したのかスタッフに尋ねたところ、「日産はこれまでにマーケティングの一環としてVRを使ったプロモーションを何度か行っており、お客様に多様な体験を提供できると考えています。今回、VRChat上で取り組みを行ったのは、単なる展示場としてではなく、ユーザー同士の新しいコミュニケーションの場として使って頂くことで、我々が予想もしていない作用が生まれるのではないかと思っています」と、従来のメーカーからの発信だけでなく、ユーザー同士のコミュニケーションスペースとしての活用も期待している様子。

実際、イベントスペースが用意されていることもあり、日産主導のイベントが開催されるのはもちろんのこと、VRChatの規約に則っていればユーザー同士のイベントを自由に開催して構わないそうだ。

バーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」は「VRChat」上でパブリック公開されており、同アプリのユーザーであれば誰でも自由に訪れて利用することができる。「VRChat」はVR機器で楽しめるのはもちろんのこと、デスクトップモードを活用すれば、パソコンからの利用も可能だ。

《二城利月》

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