VW Tロック に改良新型、表情変化…欧州発表

フロントグリルやバンパーが新デザイン

最大9.2インチのインフォテインメントディスプレイ

1.0リットル直3ガソリンTSIエンジンは最大出力110hp

フォルクスワーゲン Tロック 改良新型
フォルクスワーゲン Tロック 改良新型全 21 枚

フォルクスワーゲンは11月17日、改良新型『Tロック』(Volkswagen T-Roc)を欧州で発表した。

Tロックは、フォルクスワーゲンのSUVラインナップの中で、第4のモデルだ。『ティグアン』の下に位置するコンパクトSUVとなる。車台は、フォルクスワーゲングループのモジュラープラットホーム、「MQB」をベースとした。小型SUVに対する需要は世界中で増していることから、フォルクスワーゲンも、このカテゴリーに参入。欧州市場では2017年末に発売された。2020年夏には、日本市場にも導入されている。

Tロックは、プログレッシブな外観にスポーティなパフォーマンス、高いユーティリティを組み合わせ、過去4年間でベストセラー車になった、と自負する。2017年の発売以来、グローバルで100万台以上が販売されている。

◆フロントグリルやバンパーが新デザイン

改良新型では、エクステリアのラインをさらにシャープにし、クロスオーバー車のデザインを際立たせることを目指した。新デザインのLEDヘッドライトとダークテールライトを標準装備する。「LEDマトリックスヘッドライト」と照明付きグリルストリップを備えた「IQ LIGHT」、シーケンシャルウインカーを備えた新デザインのテールライトは、オプションで選択できる。

フォルクスワーゲン Tロック 改良新型フォルクスワーゲン Tロック 改良新型

フロントは、バンパーやグリルが新デザイン。グリルの中央には、シルバーの太い横バーが配される。バンパー左右のLEDデイタイムランニングライトも新デザイン。バンパー内のグリルには、シルバーのメッキトリムが配された。アンダーガードも新デザインになる。リアはバンパーやテールランプを中心に、デザインが見直された。「Rライン」は、グリルやバンパーが専用デザインになる。

ボディカラーには、新色として5種類を用意した。17インチと19インチのアルミホイールは新デザインだ。カスタマイズの選択肢も拡大している。

◆最大9.2インチのインフォテインメントディスプレイ

インテリアは、ダッシュボードにフォームで裏打ちされた素材と独特のステッチを採用して、モダンで高品質な空間を狙った。空調の操作スイッチや空調ダクトは新デザインだ。インフォテインメントディスプレイはタブレットのようなデザイン。グレードに応じて、インフォテインメントディスプレイのサイズは8.0インチまたは9.2インチとなる。

フォルクスワーゲン Tロック 改良新型フォルクスワーゲン Tロック 改良新型

ドライバー正面には、デジタルインストルメントクラスターを標準装備した。「デジタルコックピットプロ」として、最大10.25インチのディスプレイがオプションで選べる。標準装備のマルチファンクションステアリングホイールは、直感的な操作を可能にする新しいデザインとした。

高品質のファブリックドアトリムを標準装備した。「スタイル」とRラインでは、ドアトリムとアームレストをレザーレット仕上げとし、ヘッドレストと同じステッチをあしらう。スタイルには、「ArtVelours」仕様のコンフォートシートを装備した。Rラインには、前席にスポーツシートが採用されている。ナッパレザーシートは、オプションで選択できる。

◆1.0リットル直3ガソリンTSIエンジンは最大出力110hp

欧州向けの改良新型には、効率的な直噴ガソリンターボ「TSI」エンジンと、直噴ディーゼルターボ「TDI」エンジンを用意した。デュアルクラッチの7速「DSG」と4WDの「4MOTION」がオプションで装備できる。

パワートレインは、3種類のTSIエンジンと2種類のTDIエンジンが選べる。パワートレインに応じて、6速MTまたは7速DSGが前輪にパワーを供給する。 直噴1.0リットル直列3気筒ガソリンTSIエンジンは、最大出力110hpを引き出す、としている。

フォルクスワーゲン Tロック 改良新型フォルクスワーゲン Tロック 改良新型


《森脇稔》

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