次に買う車、EVを検討する人はガソリン車とほぼ同数…候補一番手はHV

トヨタbZ4X(BEV)
トヨタbZ4X(BEV)全 10 枚

あなたがクルマを買い換えるとしたら、次は何を選びたいですか……。アンケート調査の結果、ハイブリッド自動車が最多の回答となった。「電気自動車」は「ガソリン車」をわずかに上回って2位になったが、「次」の一番手にはならなかった。

車のサブスクリプションサービスを展開するKINTOは、現在、車を保有しており、かつSDGs=Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を他人に説明できると回答した人550名に対して、「電気自動車」を実施した。

この調査での電気自動車はBEV=Battery Electric Vehicl(バッテリー電気自動車、フル電気自動車)とした。ほかに電動車を、ハイブリッド(HEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、燃料電池(FCEV)とした。回答者が現在保有している車は、「ガソリン車」が69.3%、「ハイブリッド自動車(HEV)」が30.4%、「ディーゼル車」が6.9%(複数台数所有は全てを回答)。

「あなたがクルマを買い換えるとしたら、次は何を選びたいですか」と質問したところ(複数回答、以下同じ)、「ハイブリッド自動車(HEV)」が56.4%で最多となり、「電気自動車(BEV)」は37.8%、「ガソリン車」が37.1%となった。

買い替え後の車として電気自動車を選んだ理由を質問したところ、「排ガスがなく環境に優しいから」が59.6%、「走行コストが安いから」が49.0%、「カーボンニュートラルに配慮しているから」が45.7%という回答となった。

電気自動車を選ばなかった方にその理由電気自動車を選ばなかった方にその理由

いっぽうで、電気自動車を選ばなかった人にその理由を尋ねたところ、「車両価格が高額」が53.8%でトップ、「外出先で充電できる場所が少ない」が50.0%、「フル充電で走れる距離(航続距離)が短いから」が47.7%という回答となった。ちなみに「エンジン車が好きだから」は14.8%で8位だ。

全員に対する質問で「電気自動車」に期待することは、「車体価格を下げてほしい」が71.8%、「外出先でも充電できる環境を増やしてほしい」が60.9%、「フル充電で走れる距離(航続距離)を伸ばしてほしい」が60.9%という結果になった。電気自動車を選ばなかった理由のほぼ裏返しになっている。選ばなかった理由より数字が大きくなっているので、不満に思いながらも購入しようとしている人がいると考えられる。

三菱エクリプスクロスPHEV(PHEV)三菱エクリプスクロスPHEV(PHEV)

電気自動車(BEV)への関心度調査
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2021年11月1~4日
●有効回答:現在クルマを保有しており、かつSDGsを他人に説明できると回答した方550名

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る