【F1 カタールGP】ハミルトンがポールトゥウィンで2連勝…フェルスタッペンが2位でランキングトップを維持

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カタールの首都ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで21日、F1第20戦カタールGPの決勝レースが行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールトゥウィンで2連勝を飾った。

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今回が初開催となるカタールGP。決勝レースは現地時間17時にスタートし、夕闇の中でのレースとなる。20日に行われた公式予選ではルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が3番手、以下ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)と続いた。しかしガスリーがトラブルで停止した際にボッタスとフェルスタッペンがイエローフラッグを無視したとして、ボッタスは3グリッド降格で6番グリッドに、フェルスタッペンは5グリッド降格で7番グリッドとなり、これに伴いガスリーが2番グリッドからスタートする。

決勝レースは57周。ポールポジションのハミルトンはスタートを決めてトップで1コーナーに入ったが、後方では大きく順位が変わり、3番グリッドのアロンソが2位に上がりガスリーは3位に転落。フェルスタッペンは3つポジションを上げて4位に浮上してきた。

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フェルスタッペンは4周目に3位、そして5周目にハミルトンに続く2位まで順位を上げてきたが、この時点でトップとは約4秒の差。ここから差を詰めていくかと思われたが、ハミルトンもペースを上げ差が縮まらないままレースは進んでいった。

2ストップ作戦を取るフェルスタッペンは18周目にピットインしてタイヤをミディアムからハードに交換。これに応えて翌周にハミルトンもハードタイヤからミディアムタイヤに交換した。2人の差は約9秒に拡大。途中フェルスタッペンはファステストラップを記録しながらその差を7秒にまで縮めてきたが、それが限界だった。

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42周目にフェルスタッペン、43周目にハミルトンが2回目のタイヤ交換を行ったが、その後も2人の差は縮まることなくそのままチェッカー。ハミルトンがポールトゥウィンで2連勝を飾った。

フェルスタッペンはファステストラップの1ポイントも記録して2位でチェッカーを受けた。これによりドライバーズチャンピオンシップポイントはフェルスタッペンが351.5ポイントでランキングトップをキープ。ハミルトンは343.5ポイントで、その差を8ポイントにまで縮めてきた。

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そしてスタートで2位に上がり、その後1ストップ作戦で最後までタイヤをいたわりながら堂々の走りを披露したアロンソが、フェラーリをドライブしていた2014年ハンガリーGP以来の表彰台となる3位でチェッカーを受けた。

11番グリッドからのスタートとなったセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は、16周目に4位まで浮上。さらには34周目に3位となった。周りが1ストイップ作戦の中ペレスたけが2ストップ作戦を取り、7位まで転落するも次々とオーバーテイクを決め、4位でチェッカーを受けた。

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予選までは好調だったアルファタウリ・ホンダは決勝レースで苦戦。ガスリーが11位、角田が13位でチェッカーを受けた。

次戦、第21戦サウジアラビアGPは、12月3日から5日の日程で開催される。

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◆カタールGP 決勝レース結果

1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
4. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
5. エステバン・オコン(アルピーヌ)
6. ランス・ストロール(アストンマーチン)
7. カルロス・サインツ(フェラーリ)
8. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
9. ランド・ノリス(マクラーレン)
10. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
11. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
12. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
13. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
14. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
15. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
16. ミック・シューマッハ(ハース)
17. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
18. ニキータ・マゼピン(ハース)
以上完走

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--. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
--. バルテリ・ボッタス(メルセデス)

《藤木充啓》

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