マルチスズキと豊田通商、インドの廃車を解体・リサイクル

Maruti Suzuki Toyotsu India Private Limited開所式
Maruti Suzuki Toyotsu India Private Limited開所式全 1 枚

マルチ・スズキ・インディア社と豊田通商グループが合弁で設立した、使用済み車両の適正処理および解体・リサイクルを行うMaruti Suzuki Toyotsu India社(MSTI)が11月23日より稼働を開始した。

インドの自動車市場は新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあり、2021年8月に始動した廃車政策により中長期での新車販売台数の増加が見込まれている。その一方、廃車政策に伴い使用済み車両の発生増加が予想され、その回収・環境に配慮した適正処理への対応が課題となっている。マルチ・スズキと、自動車解体・リサイクル事業を行ってきた実績を持つ豊田通商グループは合弁で2019年10月にMSTIを設立。稼働に向けて準備を進めてきた。

MSTIは、最初の拠点となるウッタル・プラデーシュ州のノイダ地区の施設にて、使用済み車両の仕入れ、廃液の抜き取りなどの適正処理、解体を行い、処理されたスクラップを販売する。使用済み車両はマルチ・スズキ販売店の他、直接個人客からも回収。月間2000台の処理台数を目指し、今後インド国内に展開していく。MSTIは、使用済み車両を適正に処理することで不法投棄を減らし、土壌汚染・水質汚濁などの環境問題にも対応するとともに、インドにおけるカーボンニュートラルおよび循環型経済(サーキュラーエコノミ-)の実現に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  4. 日産『ルークス』新型、1か月で受注1万1000台突破…約8割が「ハイウェイスター」選択
  5. 「大ヒットの予感」トヨタが“小さいランクル”初公開! SNSでは「男心をくすぐる」「日本でも扱いやすそう」と期待のコメント続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る