阪堺電気軌道(阪堺電軌)は11月24日、モ161形モ161号を12月2日から期間限定で一般営業運行すると発表した。
モ161形は、南海鉄道(現・南海電気鉄道)軌道線時代の1928年に誕生。現在はモ161・162・164・166号の4両が在籍しており、現役最古の路面電車として知られている。
このうちモ161号は2011年に1965年当時の姿に復元され、おもに貸切運行に使用されていたが、その後、腐食が進んだため、インターネット募金(クラウドファンディング)による大規模修繕工事が実施され、2021年9月に完了した。
モ161号の一般営業運行はこれを記念したもので、2022年2月頃までを予定している。天王寺駅前・恵美須町~浜寺駅前全線で運行され、その走行位置は他のモ161形を含め南海アプリで確認できる。