アルパイン『フローティングビッグDA』発表…ハイレゾストリーミングを高音質で

アルパインから登場したディスプレイオーディオ『フローティングビッグDA』
アルパインから登場したディスプレイオーディオ『フローティングビッグDA』全 15 枚

アルプスアルパインと国内販売を担当するアルパインマーケティングが11月25日に発表したディスプレイオーディオ『フローティングビッグDA』。自動車メーカーも相次いでこのタイプを登場させる中で、アルパインが目指すディスプレイオーディオとは?

【画像全15枚】

◆フルデジタルアンプや高音質パーツの採用など音質へ徹底したこだわり

発表したのは、ディスプレイオーディオ『フローティングビッグDA』の11型ディスプレイ「DAF11Z」と9型ディスプレイ「DAF9Z」の2モデルと、7型ディスプレイオーディオの「DA7Z」の計3機種。「フローティングビッグDA」の2機種は12月下旬より、7型ディスプレイオーディオは2022年春に発売する予定となっている。

すべてオープンプライスだが、各機種の実勢価格は「DAF11Z」が10万円前後、「DAF9Z」が9万円前後、「DA7Z」が6万円前後を予定する。

この3機種は、車内でもスマホの音楽をいい音で楽しみたいという要望に応えて、「ビッグXシリーズ」で培ったサウンド設計を踏襲し、ハイレゾ時代に相応しいスペックを備えたディスプレイオーディオとして誕生した。

説明会に登壇した開発担当者は今回の新製品が登場した背景について、「スマホからすべての情報が得られる時代に突入し、それに伴ってカーライフも大きく変化。音楽を楽しむにもストリーミングによるものへと変わった」とし、その中には「高音質のハイレゾ音源も含まれ、より高音質でカーオーディオを楽しみたいとするニーズが増えて来ている」と説明した。

それだけに音質向上へのこだわりは徹底している。3機種とも独自開発のフルデジタルパワーアンプや低音のノイズを減らす高音質回路、高級オーディオパーツなどの採用による高音質設計を実施。ハイレゾオーディオ/ハイレゾオーディオワイヤレス対応のハイクオリティなサウンドに加え、グラフィカル・ユーザー・インターフェースの「サウンドホーム」を新採用した。

これは低音域を5つのタイプでレベル調整できる「Bass Engine SQ」や、周波数ごとに細かな調整が可能な「パラメトリックイコライザー」、音の到達時間を変えることで最適な音場を創り出す「タイムコレクション」などを装備した機能。これによって誰でも手軽に好みのサウンドを調整して楽しめるものとした。

◆スマホと連携することで音楽やナビ機能が常に最新の状態で楽しめる

ビッグXシリーズで培った車種専用設計は、この『フローティングビッグDA』にも受け継がれた。アルパインホームページからダウンロードした車種専用チューニングデータを展開することで、車種ごとに最適なサウンドやバックカメラのガイド線、オープニング映像に対応する。愛車に最適な環境が設定できるのも大きな魅力と言えるだろう。

ディスプレイは3機種とも高解像度なハイビジョン映像をリアルに表現するWXGA液晶パネルを採用。スマホを介した映像を美しく映し出し、地図アプリを活用したナビゲーションも見やすく表示する。加えて11型と9型モデルは幅広い車種に大画面を装着できるフローティング構造を採用。7型は2DINサイズにそのまま収まるサイズとなっている。

ディスプレイオーディオということで、本体にはFM/AMチューナーは装備してはいるが、それ以外はすべてをスマホを接続することで機能する。そのため、カーナビ機能は搭載せず、スマホ内のアプリを使ってナビゲーションや音楽の再生、メッセージの送受信などが可能となり、それを『フローティングビッグDA』ならではの大画面上で行なえるのだ。

たとえばApple CarPlayであれば、iPhone内に収録した楽曲や動画映像を楽しめ、様々なストリーミングサービスにも対応可能。カーナビ機能で使う地図データは常にサーバーからダウンロードして使うため、地図データは常に最新。従来のカーナビで多く見られた地図更新の心配は無用だ。

その他、HDMI入力を備えたことでスマホのミラーリングにも対応。後席モニターに映像を出力して楽しむこともできるHDMI出力も備えた。その他、アンプ接続用の4Vプリアウトやカメラ入力、USB端子2系統(1系統は充電用)を備え、アナログ入力も搭載したことで別売のシステムアップ製品と連携できることもポイントとなる。

◆「楽器が奏でるような音の再現を目指した」サウンドマイスター小堀氏

説明会ではアルパインでサウンドマイスターを務める小堀幸弘氏が登場。今回の新製品『フローティングビッグDA』について、「楽器が奏でるような音の再現を目指した」と説明。それは「“余韻が長い”“音色がいい”といったことを理論付ける」ことから始まり、「メディアの音楽信号を正確に伝達していく手法としてSTAR CIRCUIT理論の構築につながった」ことで製品化にこぎつけたという。

また、アルプスアルパイン デザイン室の藤本 博氏が『フローティングビッグDA』のデザインコンセプトを説明した。「ビッグXの“スマート&プレミアム”デザインを継承しつつ、サウンドDAとしての真価を創出。そのポイントは“音を感じるDA”“音楽体験が豊かになるDA”“ハイレゾストリーミング時代のDA”の3つ。その中でインターフェースを瞬時にアルパインと分かるデザインにした」と述べた。

《会田肇》

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