採算性などの見直しがあれば再検討 上瀬谷ライン参画拒否の横浜シーサイドライン

横浜シーサイドラインが運営する金沢シーサイドラインの列車。同社は神奈川県内で新交通システムの知見を有する唯一の事業者として、上瀬谷ラインへの参画を要請されていた。
横浜シーサイドラインが運営する金沢シーサイドラインの列車。同社は神奈川県内で新交通システムの知見を有する唯一の事業者として、上瀬谷ラインへの参画を要請されていた。全 2 枚

横浜市の新杉田駅(磯子区)と金沢八景駅(金沢区)を結ぶ金沢シーサイドラインを運営する横浜シーサイドラインは12月2日、横浜市から参画要請があった「都市高速鉄道上瀬谷ライン(仮称)」(上瀬谷ライン)についての社長談話を発表した。

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上瀬谷ラインについては、旧上瀬谷通信施設と呼ばれる在日米軍施設跡地内に構想されている大型テーマパークへの交通手段として計画されているものの、採算性やテーマパークの運営などに不透明感が多いことから、横浜シーサイドラインは11月26日、要請を拒絶している。

しかし、三上章彦社長は「弊社の筆頭株主である横浜市や横浜市民に予期せぬ負担をかけることなく、新たな交通の導入の可能性を確保した上で」と参画の可能性を排除せず、利便性の高い上瀬谷のまちづくりを可能な限りサポートするとしており、「今後、本事業の鉄道ネットワーク化やテーマパーク事業のコンソーシアム形成、新型コロナウイルス感染症再拡大等の不測の事態への対応など弊社が考えている課題について、横浜市で検討され、本事業の採算性や継続性について抜本的な見直し提案がされた場合」に参画を再検討すると述べている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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