アイディア、超小型4輪EV『AA-i』初公開…4輪車の安心感と2輪車の手軽さを両立

アイディアの超小型4輪EV『AA-i』
アイディアの超小型4輪EV『AA-i』全 11 枚

アイディアは、12月4、5日に東京国際フォーラムで開催された「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」で、超小型4輪EV『AA-i』を世界初公開した。発売時期、価格は未定。

アイディアは、2019年東京モーターショーで誕生した、日本の新しいモビリティブランド。2020年6月に発売した電動3輪バイク『AAカーゴ』は、環境性能の高さや3輪ならではの走行安定性が認められ、日本マクドナルド、日本郵便、DHLジャパンなど多くの企業に導入されている。

AA-iは、AAカーゴのコンセプトをさらに発展させた4輪モデル。普通自動車免許で運転できる1人乗りの「ミニカー」となる。全長2020×全幅700×全高1700mmと、2輪車並のサイズでありながら、安全性と快適性に優れた4輪構造とし、ビジネスにもプライベートにも使えるパーソナルモビリティの理想形を追求した。雨風をしのげる大型スクリーンとルーフ、視認性の高いLEDヘッドライト、さまざまな情報をグラフィカルに表示するカラー液晶メーターなど、快適に走行できる装備を充実させた。

定格出力0.6kWのインホイールモーターと7.7kWh大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。重い荷物を積んでも楽々と坂道を登る、EVならではの力強い走りを実現する。一充電走行距離は123km(30km/h定地走行値)/73km(60km/h定地走行値)。充電時間は100Vで12時間、200Vで6時間。災害時には一般家庭の約1日分(2人世帯の春秋時期)の消費電力も供給できる。

コーナリング時には、電子制御により車体を最適な角度に傾斜させ、遠心力に逆らうことなく安定して走行できる設計としている。足回りには、フロント・リア共に左右独立懸架サスペンションを採用。4つのタイヤが独立して上下することで衝撃を吸収し、悪路や段差でもスムーズに走ることができる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る