11月の国内新車販売に異変…カローラにも抜かれたヤリス、新型コロナ“感染拡大”で失速[新聞ウォッチ]

ホンダN-BOX
ホンダN-BOX全 4 枚

マンネリ感があるとは言い切れないが、ネットニュースはともかく、毎月上旬に発表される国内新車販売台数の車名別ランキングを伝える紙媒体が少なくなってきた。それでもきょうの毎日と東京には、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した11月の車名別ランキングの特徴を小さな記事で取り上げている。

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それによると、11月は、ホンダの軽自動車『N-BOX』が大きく落ち込んだ前月から回復、前年同月比1.3%減の1万5482台で、5カ月ぶりに首位に返り咲いたという。10月まで4カ月連続でトップを走っていたトヨタ自動車の小型車『ヤリス』は、前年同月比4割減の1万1940台で3位に転落。同じトヨタ車の『カローラ』が新型SUV『カローラクロス』を9月に発売した効果が大きく、同4割増の1万3631台となり、総合順位で2位に浮上した。

カローラが軽自動車を除く普通車で首位に立つのは2020年3月以来20カ月ぶり。また、ヤリスの失速は「東南アジアの新型コロナウイルス流行による部品不足で減産」(毎日)の影響が出たからだそうだ。

一方、首位に返り咲いたN-BOXは「半導体など部品不足の影響が和らいだ」としている。総合7位の日産自動車の『ノート』も前年同月比171.9%増の9412台と好調で、ホンダの『フィット』(6074台)や『ヴェゼル』(5381台)に大差をつけてランクアップしているのも興味深い。

2021年12月7日付

●HV販売新興国で加速、国内各社、既存ンインフラを活用(読売・10面)

中島が引退、ルマンV3、「若い世代に継ぐ」(読売・24面)

F1最終戦決着へ、フェルスタッペンVSハミルトン(読売・24面)

●事故自動通報普及へ加速、迅速救命対応車300万台(読売・35面)

●中国式EV生活、「テスラ立ち入り禁止」でも乗りたい(朝日・13面)

●運転免許再交付、午後4時半まで。警視庁、受付時間短縮へ(朝日・25面)

●中国の新車販売トヨタは3%減、11月、下落率縮小(毎日・7面)

●事故時の運転データ詳細記録(産経・10面)

●「Gショック携帯」復活、KDDI、4Gに対応(産経・11面)

●「N-BOX」5カ月ぶり1位に(東京・7面)

●デジタル・脱炭素で成長、首相所信表明、問われる具体策(日経・1面)

●中国新車、ホンダ20%減、11月販売、日産は27%減(日経・17面)

《福田俊之》

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