メルセデスベンツ『EQE』、Eクラス のEVを中国でも生産へ…2022年から

メルセデスベンツ EQE
メルセデスベンツ EQE全 5 枚

メルセデスベンツは12月13日、新型EVセダンの『EQE』(Mercedes-Benz EQE)を2022年から、中国でも生産すると発表した。

EQEは、『EQS』の下に位置するEVとなる。EQSが新型『Sクラス』に相当するEVであるのに対して、EQEは『Eクラスセダン』に相当するEVとなる。

EQEはリアアクスルに、電動パワートレインの「eATS」を搭載する。 4WDの「4MATIC」の場合、フロントアクスルにもeATSを搭載する。フロントアクスルとリアアクスルの電気モーターは、永久励起同期モーター(PSM)だ。 4MATICでは、トルクシフト機能により、前後の電気モーター間で駆動トルクを連続的に可変分配できるため、最も効率的にeATSを利用できるという。

「EQE350」グレードの場合、モーターは最大出力292hp、最大トルク54kgmを発生する。バッテリーの蓄電容量は、およそ90kWh。1回の充電での航続は、最大660km(WLTPサイクル)に到達する。バッテリーの充電は、車載の出力11kWチャージャーで約8時間15分。オプションの車載の出力22kWチャージャーの場合、約4時間15分で完了する。出力170kWのDC急速チャージャーを利用すれば、15分で約250kmの航続に必要なバッテリー容量を充電できる。

メルセデスベンツは、2025年以降に発表する次世代車台を、すべてEV専用にする計画だ。そして、市場の状況が許せば、2030年から販売する全モデルをEVにするために、準備していく。中国はこの戦略において主要な役割を果たすという。2021年末までに、『EQA』、『EQB』、EQC、EQSの4車種のEVが、中国に導入される予定。これに続いて2022年、中国でEQEを現地生産し、中国市場に投入する計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る