補助金対象車でも大半が運転できない…サポカー限定免許[新聞ウォッチ]

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高齢ドライバーの交通事故対策の一環として、2022年5月から導入する「安全運転サポート車(サポカー)」限定免許で運転できる車両について、警察庁が対象車となる条件を決めたという。

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それによると限定免許で運転できるのは、2020年度以降の製造で、国交省が自動ブレーキとペダル踏み間違い時の加速抑制装置の両方の性能を認定したほか、40km/hで走行中に前方の止まっている車に追突しないなどの新たな保安基準を満たした、などのいずれかに該当する普通自動車という。

きょうの各紙が社会面などで報じているが、このうち、日経は「高度自動ブレーキが条件、補助金対象車の2割未満」とのタイトルで、該当車両は現在国内8メーカーの約300型式が該当するそうだが、政府の補助金が対象とした型式の2割未満にとどまるという。

毎日も「対象サポカー『ごく一部』」、「機能に限界 過信禁物」との見出しで「機能は万能ではないので、過信しないで運転してほしい」などと、警察庁のコメントも伝えている。

警察庁らしい至極当然のコメントだが、高度の自動ブレーキを備えた「普通自動車」が対象ということは、65歳以上の高齢ドライバーが「サポカー補助金」を受けて購入した軽微な装置の軽自動車などは、せっかく限定免許証を取得しても運転できないことになる。大半は乗り換えなければならなくなりそうだが、それでもサポカー限定免許に切り替えるのだろうか。

2021年12月17日付

●米、来年3回利上げ、FRB方針、インフレ警戒(読売・1面)

新ロードスター1月にも発売へ(読売・6面)

●逆走・信号無視「不合格」75歳以上技能検査、減点方式で(読売・31面)

●検査院指摘書き換え量減らす、国交省、すべて計上→2か月分(朝日・1面)

あなたの「のぞみ」かなえます、JR東海1車両無料貸し切り企画募集(朝日・7面)

●ジェット機部品工場、三菱重が一部売却、三重・松阪、開発中断受け(朝日・9面)

●サポカー高齢運転者の一助に、警察庁限定免許対象車、リスト掲載へ(朝日・34面)

電動小型バイク、ヤマハ発欧州に、来春発売(毎日・6面)

●主張、トヨタのEV販売、総合力で競争を勝ち抜け(産経・2面)

●眠りから覚めた「幻のポルシェ」ナナサンカレラRS広島で展示(産経・24面)

●社説、トヨタEV戦略、試される巨人の本腰(東京・5面)

●南北線・有楽町線を延伸、東京メトロ、来年度着手(日経・1面)

●日産、電池リサイクル新工場、25年度までに欧米で(日経・14面)

《福田俊之》

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