JR北海道のキハ183系が昭和の姿に…2両が復刻 2022年2-3月

復刻されるキハ183系の塗色。
復刻されるキハ183系の塗色。全 3 枚

JR北海道は12月20日、キハ183系特急型気動車の旧塗色を復刻すると発表した。

【画像全3枚】

現在、同社で運用されているキハ183系は、1986年11月のダイヤ改正でデビューした貫通型先頭車やハイデッカーグリーン車を含む500番台をベースにしたものだが、デビュー当時はアイボリーをベースにオレンジ系統のラインを施した塗色となっていた。

しかし、この塗色も1990年代に入り130km/h化や120・130km/h両対応化などの改造工事が進むにつれ、「とかち」色やHET色といった塗色バリエーションが登場し消滅していた。

今回復刻されるのは先頭車1両とハイデッカーグリーン車1両で、2022年2~3月に塗色を変更し、定期列車に運用するとしている。HET色変更への過渡期には新旧の混在編成が見られたと思われ、その時の模様が再現される。

なお、現在、キハ183系で運行されている札幌~網走間の『オホーツク』、旭川~網走間の『大雪』には、2022年1~2月に「ラベンダー編成」ことキハ261系5000番台が充当される。

キハ261系「ラベンダー編成」で運行される『オホーツク』『大雪』。キハ261系「ラベンダー編成」で運行される『オホーツク』『大雪』。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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