奥羽本線・福島-庭坂間が日中約1年間運休…福島駅アプローチ線工事 2022年3月12日から

福島アプローチ線を行く旧塗色時代の山形新幹線E3系。
福島アプローチ線を行く旧塗色時代の山形新幹線E3系。全 5 枚

JR東日本仙台支社は12月22日、日中の奥羽本線福島~庭坂間をおよそ1年間運休すると発表した。

これは、東北新幹線と山形新幹線が乗り入れる奥羽本線とを結ぶ、福島駅(福島県福島市)の「福島アプローチ線」改良工事に伴なうもの。

現在の福島アプローチ線は単線のため、福島駅の『つばさ』発着は西側の14番線ホームに限定されているが、この状態では、上り列車の場合、北側から入ってきた併結相手の『やまびこ』が東北新幹線の下り通過線を2度跨ぐことになる。その平面交差が輸送障害時のネックとなることから、複線化する工事が2021年5月から2026年度末の完了を目指して開始されている。

複線化で新設されるアプローチ線は、福島駅構内の東側を迂回する形となる。複線化で新設されるアプローチ線は、福島駅構内の東側を迂回する形となる。

複線化されると平面交差が解消され、新庄方面からやってきた上り『つばさ』の東北新幹線上りホームへの直接入線や、上下『つばさ』の同時発着が可能となる。

福島駅構内のアプローチ線増設工事の概要。福島駅構内のアプローチ線増設工事の概要。

2022年にはいよいよ新設アプローチ線の奥羽本線を跨ぐ高架橋工事が始まることから、奥羽本線の普通列車は2022年3月12日からおよそ1年間、日中の福島~庭坂間が運休となり、その間は代行バスが運行される。山形新幹線『つばさ』は通常どおりの運行となる。

運休区間の概要。山形新幹線への影響はない。運休区間の概要。山形新幹線への影響はない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る