ジープ グラディエーター、最新コネクトにアップデート…2022年型を米国発表

8.4インチディスプレイを備えた「Uconnect 4C」

3.6リットルV6ガソリンと3.0リットルV6ターボディーゼル

80以上の先進運転支援システム

ジープ・グラディエーター(米国仕様)
ジープ・グラディエーター(米国仕様)全 18 枚

ジープは12月20日、『グラディエーター』(Jeep Gladiator)の2022年モデルを米国で発表した。グラディエーターは、日本市場にも導入されたピックアップトラックだ。

グラディエーターは、初代が1963年に登場し、20年以上に渡り製造されたジープのピックアップトラックだ。その後、ジープ『コマンチ』など複数のモデルを経て、2018年秋、ロサンゼルスオートショー2018において、26年ぶりにジープの名を付したピックアップトラック、グラディエーターが登場している。

◆8.4インチディスプレイを備えた「Uconnect 4C」

2022年モデルでは、最新のコネクティビティの「Uconnect 4C」を、「オーバーランド」、「ルビコン」、「モハベ」の3グレードに標準装備した。システムは8.4インチディスプレイ、ナビゲーション、アルパイン製9スピーカーで構成されている。「スポーツ」グレードでは、7インチ画面の「Uconnect4」を、従来の5インチ画面の「Uconnect 3」に代えて装備している。

また、オーバーランド、ルビコン、モハベの3グレードには、リモートプロキシミティキーレスエントリーが標準装備された。

ジープ・グラディエーター(米国仕様)ジープ・グラディエーター(米国仕様)

2022年モデルの全車に、新ボディカラーとして、シルバージニスを設定した。従来のビレットシルバーを置き換える。空気中の粒子を95%除去するキャビンフィルターを標準装備した。

◆3.6リットルV6ガソリンと3.0リットルV6ターボディーゼル

ガソリンエンジンは、軽量かつ高効率な3.6リットルV型6気筒「ペンタスター」を搭載する。最大出力は285hp、最大トルクは40kgmを引き出す。「ESS」と呼ばれるストップ&スタート機能が付く。トランスミッションは8速AT「TorqueFlite」と6速MTを用意した。

3.0リットルV型6気筒ターボディーゼル「EcoDiesel」エンジンも選択できる。最大出力は260hp、最大トルク61.1kgm。強力なトルクに対応するために、8速ATの「TorqueFlite8HP75 」を組み合わせている。

4WDシステムは「コマンドトラック」と「ロックトラック」の2種類があり、ともに低トラクション条件でも最適なグリップが得られる設計とした。「ヒルディセントコントロール」は8速ATと連携し、急な下り坂を一定速度で走行できるようサポートする。

ジープ・グラディエーター(米国仕様)ジープ・グラディエーター(米国仕様)

◆80以上の先進運転支援システム

80以上の先進運転支援システム(ADAS)が用意される。「ブラインドスポットモニター」は、自車と他車との間隔を監視し、側方や後方の死角に他の車両など物体が入ってきた時、ドアミラー上のアイコンの点灯または警告音でドライバーに知らせる。「リアクロスパスディテクション」は、シフトレバーを「R」に入れると起動し、後方を横切る車両や歩行者などを検知すると、アイコンの点灯およびチャイムでドライバーに警告する。

ダイナミックグリッドライン付き「ParkView」リアバックアップカメラは、シフトギアを「R」に入れると、自車のすぐ後方の様子をタッチパネルモニターに広角映像で表示する。映像にはステアリング角度に応じて曲がるダイナミックグリッドラインが表示され、パーキング時の後退操作をサポートする。障害物の存在を、適切なタイミングで映像や警告音で知らせる。オフロードカメラは、オフロード走行の際、フロントグリル内のカメラが前方の障害物を検出する。アダプティブクルーズコントロールも設定している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る