若年層、約4割が「将来はクルマを持ちたい」 JDパワージャパン調べ

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J.D.パワージャパンは「コロナ禍のカーライフとモビリティ」に関するアンケート調査を実施。車を持っていない若年層(20~34歳)の約4割が「将来車を持ちたい」と考えていることが明らかになった。

まず、現在自家用車を保有している人に「次に自家用車を買い替えるとしたら、いつ頃を予定しているか」と尋ねたところ、買い替え時期を想定している人の中では、「4~5年後くらい」が最も多い22%、「2~3年後くらい」が17%。「未定/買い替えるつもりはない」は38%という結果になった。また現在保有している車が国産車か輸入車かで分けてみると、総じて輸入車保有者のほうが買い替え予定時期が早い傾向が確認できた。

一方、現在自家用車を保有していない人に、「将来、自動車を保有したいと思うか」と尋ねたところ、全体では「保有したいと思う」が24%、「保有したいとは思わない」が76%だった。世代別では、「保有したいと思う」割合は若年層が最も高く39%。車離れが進んでいると言われる若年層だが、約4割が自家用車保有に積極的な考え方であることが確認できた。

今後、車の保有を検討すると思う理由については、「生活する上で必要」(72%)に次いで、「行動範囲が広がる」(47%)、「プライベートな移動空間を持ちたい」(30%)、「運転するのが好き」(28%)、「車で出かける機会が増える・増えそう」(27%)が上位に挙がった。若年層では「行動範囲が広がる」(53%、対全体+6pt)「車で出かける機会が増える・増えそう」(45%、対全体+18pt)「プライベートな移動空間を持ちたい」(35%、対全体+5pt)「公共交通機関の利用を減らしたい」(18%、対全体+7pt)が他の世代よりも高い傾向。また「ステータスを感じる」についても他の年代より高くなっている(15%、対全体+5pt)。一方シニア層では「レンタカーやカーシェアは不便」(24%、対全体+7pt)、「レンタカーやカーシェアで他人と車を共有することに抵抗がある」(19%、対全体+6pt)、 「運転するのが好き」(31%、対全体+3pt)が他の世代よりも高い傾向が見られた。

また、単に移動ツールとしてだけでない車の利用方法として興味があるものを尋ねたところ、回答が多かったのは「アウトドア」と「車内で音楽や映画を楽しむ」でともに28%。以下、「車中泊の旅行」(22%)、「車を利用した電力供給」(13%)、「ぺット連れの旅行」(11%)が続いた。コロナ禍で新たな旅の形として人気が高まる「アウトドア」や「車中泊」は若年層やミドル層で高く、プライベート空間で密を避け、予算も抑えつつ、非日常や旅を楽しみたいというニーズの表れと見てとれる。

「次に(将来)自家用車を購入するとしたら、どのようなエンジンタイプを検討すると思うか」という質問では、最も多く挙がったのが「ハイブリット」(53%)。以下、「ガソリン」(48%)、「電気(EV)」(25%)、「プラグインハイブリット(PHV)」(18%)、「燃料電池/水素」(12%)、「ディーゼル」(10%)の順となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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