ホンダ、狭山工場の四輪車生産57年の歴史に幕[新聞ウォッチ]

ホンダ埼玉製作所狭山工場
ホンダ埼玉製作所狭山工場全 2 枚

「数年に一度」レベルの強い寒気に伴う記録的な大雪のため、滋賀県彦根市の国道8号では、立ち往生で車が数キロにわたり列をなし、1時間に1キロも進まない最悪の状況が続くなど、目的地に行くのを諦め、沿道のコンビニの駐車場で夜を明かしたドライバーもいたという。

大雪の峠は越えたとはいえ、引き続き、路面凍結など交通障害に警戒が必要だが、きょう(12月28日)は官公庁の仕事納め。自動車メーカーなどもあすから年明けの1月5日まで年末年始の長期休暇に入る企業も多いようだが、そんな中、一足早く27日に完成車の生産を終えたのがホンダ狭山工場。きょうの各紙が「ホンダ狭山工場、四輪車生産に幕」などと取り上げている。

埼玉県狭山市にあるホンダの狭山工場は、57年前の1964年に稼働開始以来、看板車種だった『アコード』や『シビック』のほか、近年は『オデッセイ』や『レジェンド』『クラリティ』も手掛けるなど、半世紀以上にわたり国内の生産拠点の一つとしてけん引してきた。

狭山工場は当面は部品工場として存続し、2~3年内に閉鎖する予定で、従業員の多くは同じ埼玉県内にある寄居工場などに異動する。「脱エンジン」を目指すホンダだが、跡地の利用については「決まっていない」という。ただ、自動車工場の跡地は土壌汚染などの問題で宅地への転用が難しいだけに、地元住民との話し合いも含めた再開発計画は難航も予想される。

2021年12月28日付

●オミクロン株、機内濃厚接触範囲を縮小、乗客全員→前後2列含め5列(読売・1面)

●社説・三菱電機処分、不正を横行させた歴代経営陣(読売・3面)

●ANAHD採用再開へ、新卒・中途客室乗務員は見送り(読売・8面)

●弱る円、急激な円安輸入品値上がり(朝日・1面)

●無人運転実現へ加速、「レベル4」来年度スタートへ法整備進む、課題は安全確保、遠隔監視など義務化(朝日・4面)

●障害者と挑む、トヨタ変革の舞台裏、「危機」逆手の本業回帰(毎日・6面)

●ホンダ狭山工場四輪車生産終了(毎日・7面)

●日産、ブランド復活へ加速、電動化投資、強気の2兆円(産経・9面)

●中国、乗用車製造の外資規制撤廃(産経・9面)

●大雪猛威各地で積雪、車立ち往生警戒呼び掛け、スリップ招く急ブレーキ厳禁(東京・20面)

●Opinion・トヨタがモデルになれば(日経・7面)

●国内新車販売、2%減へ、今年、リーマン直後下回る(日経・14面)

●リニアトンネル工事崩落「国指針に対応不十分」JR東海が調査結果(日経・34面)

《福田俊之》

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