VW初のフルEVセダンは「革命的なプレミアムクラスのサルーン」となるか

VW エアロB(仮)プロトタイプ(スクープ写真)
VW エアロB(仮)プロトタイプ(スクープ写真)全 33 枚

VWの社内コードで「エアロB」と呼ばれ、現在開発が進められている新型EVサルーンの最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

【画像全33枚】

スウェーデン北部の寒冷地テストに初めて持ち込まれたプロトタイプは、ディティールを完全にカモフラージュ。5ドアハッチバックのように見えるセダンボディは、フロントバンパーをはじめ、グリル、ヘッドライト、エアインテークなどあらゆる部分がフェイクコンポーネントで固められている。しかし、最終的には2019年ロサンゼルスモーターショーでワゴンとしてデビューしたコンセプト『ID.スペースビジョン』からデザインのインスピレーションを得ることがわかっている。

VW エアロB(仮)プロトタイプ(スクープ写真)VW エアロB(仮)プロトタイプ(スクープ写真)

市販型では、後輪駆動と全輪駆動の利用が可能なVWブランドの「MEB」プラットフォームを採用し、シングルまたはデュアルモーターを搭載する。噂によると84kWhのバッテリーパックを積み、WLTPテストサイクルで最大700km(435マイル)の航続を実現するという。

同社はこの新型車を「革命的なプレミアムクラスのサルーン」になると語り、セダンのほかにシューティングブレークのボディスタイルも加えることがわかっている。さらにパフォーマンス指向の「GTX」の設定も噂され、実質的に『パサート』後継モデルとなる。

最終的な名称は不明だ。社内コード「エアロB」がそのまま市販型に反映される可能性も低く、現段階で「ID.Aero(ID.エアロ)」が最有力候補と噂されている。

市販型は2023年初頭までにデビューが予想されており、市場ではテスラ『モデル3』、『ポールスター2』、ヒュンダイ『アイオニック6』などと競合することになるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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