ZFが次世代インバーター開発、EVの航続拡大などに効果…CES 2022

ZFの次世代インバーターのイメージ
ZFの次世代インバーターのイメージ全 2 枚

ZFは1月5日、米国ラスベガスで開幕したCES 2022において、拡張可能でモジュラー型の次世代インバーター「eモーター・インバーター・アーキテクチャ」を開発した、と発表した。

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インバーターは、電動ドライブシステムを制御する頭脳だ。例えば、人体において、スポーツや音楽演奏などの訓練により、筋肉や脳が通常よりも効率的に反応することができるように、インバーターもそれを可能にする。洗練しかつ速い方法で、電動ドライブを動かすことができる。

ZFのeモーター・インバーター・アーキテクチャは、自動車メーカーに400V~800V、シリコン、シリコンカーバイド(SiC)といった卓越した柔軟性を提供する。このインバーター・モジュラー・プラットフォームは、事前に定義された半導体に依存しない。また、半導体分野の将来のトレンドにも備えながら、シリコンからSiCへの移行中の自動車メーカーを支援する。

インバーターの効率とピーク電力は、パワー半導体の特性だけでなく、ソフトウェアによっても大部分を定義されるという。インバーター技術と制御ソフトウェアの調整は重要であり、複数のフィードバックによって達成される。ここでは、インバーターハードウェアがソフトウェアに情報(電流、温度、DCリンク電圧など)を送り、パルスパターンやスイッチング戦略をリアルタイムで最適化し、効率やピーク電力を向上させる。とくにSiCベースのシステムにおいて、ZFは半導体構成から最大限の可能性を引き出すために、パワー半導体の境界条件と制御ソフトウェアのリンクを最適化するソリューションを見出したという。

インバーター内の制御基盤は、インバーター・ソフトウェアの基本だ。車両の指令が制御信号に従って、パワー半導体を動かすドライバーボードのさまざまなデジタル制御信号に変換される。ゲートドライブ技術は、パワー半導体に関連して、EVの安全機能、性能、航続、レンジに影響があるため、インバーターの重要なコンポーネントの1つになっている。

ZFの次世代インバーターは、これらのハードウェアおよびソフトウェアの最適化機能を顧客に届けて、パワー半導体のより速いスイッチング時間とより優れた短絡保護などを実現する、としている。

《森脇稔》

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